胸に込み上げる思いを感じながら、この絵本を閉じました。感情を強く揺さぶる絵本です。
明かりを消した部屋の中でしょうか。ベッドの上で、母と子の会話が続きます。「ねえ、覚えてる…?」
楽しい思い出を語り合う二人。父との別れ際、子どもはクマのぬいぐるみを受け取りました。
街の上に、太陽がのぼってきました。二人で迎えた初めての朝も、やがて思い出の一つになるでしょう。「ぼくは、この朝をわすれない」という言葉が、子どもの明るい未来を約束します。(店主)
ねえ、おぼえてる?
シドニー・スミス
原田勝 訳
偕成社
2024年4月発行
定価[本体価格1600円+税]
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