誰もが大切にしている始まりの場所。最後は必ず戻って来る場所。それが “HOME”(ホーム)、みんなの「おうち」です。
一羽の紅い鳥が、この絵本のお話を語ります。紅い鳥は毎日、青いトラックを追いかけます。おとうさんが運転するトラックは子どもを学校に送り届けた後、仕事に向かうのです。
コラージュの手法で描いた絵が人々の暮らしを生き生きと浮かび上がらせます。ダイナミックな構図で、奥行きのある世界を表現しています。おとうさんと子どもの愛情豊かな繋がりが読む人の胸に響きます。
心休まる場所こそが “HOME” であり、誰にとってもそこが「おうち」であるはず。たとえ住む場所を追われても、人々の心に “HOME” があり続けることを願っています。(店主)
HOME(ホーム)
作 林廉恩(リンリェンエン)
訳 一青窈(ひととよう)
工学図書(山烋のえほん)
2023年7月25日発行
定価(本体1,800円+税)
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