月の輝く夜、白クマの親子が釣竿とばけつを持って歩いているところからお話が始まります。満月の夜は何か不思議なことが起こりそうな気がします。
山の湖に着いた白クマの親子はさっそく釣りを始めます。とうちゃんの熊が言いました。「つきよの さかなつりは とくべつなんだ」
子どもの白クマの釣竿にどんどん魚がかかります。金色の魚も釣れました。月の金色が染み込んだ鯉でした。金色のワニも釣れました。そして最後にびっくりするものを釣り上げます。
黒い夜空に輝く満月が印象的に描かれています。月の光で白クマも金色に輝きます。リズミカルに続く親子の会話から家族の愛情が伝わります。(店主)
つきのかがやくよる(こどものとも年中向き2020年9月号)
古内ヨシ 作
福音館書店
2020年9月1日発行
本体400円+税
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