イカの美しさに目を見張ります。イカの魅力を伝える写真が満載の絵本です。
イカの体は半透明で光を反射させて輝き、その上、とてもカラフルです。イカの皮膚には色素を含んだ細胞がたくさん並び、周囲の環境によって体の色を自在に変化させることができるのです。
よくイカの「足」といいますが、正しくは「腕」というそうです。もちろん腕は10本あり、このうち2本は触腕と呼ばれ、獲物を捕まえるため長く伸ばすことができます。イカはとても大食らい。大きな獲物に食らいつくその姿は圧巻です。
海中を泳ぐその姿は、この絵本の作者がいうように、まるで宇宙生物のように思えます。キラキラ光る大きな目は、私たちに何を語りかけているのでしょうか。(店主)
イカは大食らい(たくさんのふしぎ2020年9月号)
吉野雄輔 文・写真
福音館書店
2020年9月1日発行
本体700円+税
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