恥ずかしながら、「絵本選びの指針」がまだ見つかりません。でも、朗報です。「母の友」2019年9月号の特集テーマは「絵本選びのヒント ”おもしろい絵本”ってどんな絵本?」です。
松岡享子さんのロング・インタビューが掲載されています。松岡さんは、子どもの本の翻訳家であると同時に児童文学の作家であり、東京子ども図書館の名誉理事長も務めています。松岡さんは、おもしろい絵本とは感動を呼び、心が動く絵本、笑えるものであれ、冒険ものや悲しいものであれ、心の深いところにまで届く絵本といっています。
具体的には、時代を超えて残ってきた絵本を探してみるのがよいとアドバイスされています。つまり、ロングセラーの絵本にきっとヒントがあるということだと思います。発刊から30年、40年を経ても、いまだに子どもたちを魅了するロングセラーの絵本が存在します。それらの多くは、子どもたちの心の奥深くまで伝わる何かを備えているのでしょう。
その何かを言葉で表現できれば、それが「絵本選びの指針」になると思います。ただ、それはとてもむずかしい。きっとこれからも考え続けなくてはいけないようです。(店主)
「母の友」2019年9月号
福音館書店
本体537円
2019年9月1日発行
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