ゆうだちのまち
アリス館
杉田比呂美
今年の夏は台風の大雨で被害を受けた地域もありました。地球温暖化に伴う気候変動なども指摘され、私たちはお天気のニュースに少しナーバスになっているようです。それでも夕立は夏の風物詩。雨が上がった後の爽快さは格別です。
夏の暑い日の午後、ゆきちゃんはおとうさんとお買い物に出かけます。どこまでも真っ青なお空でした。地面に影がくっきりと映ります。「あれ? ゆきちゃんのかげがなくなったよ」とゆきちゃんが言います。おとうさんの影も消えています。「ゆうだちがきそうだ」とお父さんが言いました。
「ゆうだちってなあに?」とゆきちゃんが聞いたそのとき、大粒の雨が勢いよく落ちてきました。雨宿りでパフェが食べられたゆきちゃん。ご機嫌でしたが、「ずっとやまなかったらどうする?」と心配になってきました。
夕立の後、劇的に変化するお天気にわくわくしてしまう子どもたち。何気ない一日を過ごしながら、少しずつ成長していきます。
夕立の後、劇的に変化するお天気にわくわくしてしまう子どもたち。何気ない一日を過ごしながら、少しずつ成長していきます。
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