みちくさしようよ!
ほるぷ出版
はたこうしろう
奥山英治
「ぼく」は1年生、「おにいちゃん」は6年生です。今日は二人とも、学校はお昼で終わり。一緒に帰るのは久しぶりです。
でも、おにいちゃんは「おまえさきにかえってもいいよ」なんていう。「ぼくはちょっとみちくさしながらかえるからさ」だって。「えーっ! ぼくもいっしょにいくー!」と、ぼくは必死でおにいちゃんについて行きます。楽しいみちくさの始まりです。
おにいちゃんは、ちょっといたずらだけど、すごい物知り。おにいちゃんが連れて行ってくれたキャベツ畑では、モンシロチョウの卵、幼虫、さなぎ、そして成虫まで、一度に全部みることができました。食べられる木の実も教えてくれました。クワの実です。「くろいのがうまいんだ」と言います。食べてみると「ほんとだあまーい」。
おにいちゃんと一緒のみちくさは楽しいことばかりでした。いつもとはちょっとちがうだけの帰り道。楽しいことは、すぐ近くにもたくさんあるのです。
おにいちゃんと一緒のみちくさは楽しいことばかりでした。いつもとはちょっとちがうだけの帰り道。楽しいことは、すぐ近くにもたくさんあるのです。
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