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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2024年8月10日土曜日

【本の紹介】もののけしょくどう うらめしや




 どこかユーモラスな「もののけ」がたくさん登場する絵本です。もののけとは、お化けのこと。怖そうだけど、あまり怖くないのでご安心を!

 夜中の12時にお店が開く食堂があります。その名も「うらめしや」。もののけたちの食堂です。

 さっそくお客さんがやってきました。リモコンさんです。怖そうに見えますが、リモコンスイッチみたい。「たいしょう! いつもの くださ〜い」と注文すると、出てきたのは乾電池をネタにした「でんちにぎりずし」でした。リモコンさんは「エネルギーが みなぎってくる〜‼︎」と大喜び。おかわりもお願いしましたよ。

 続々とお客さんがやってきます。さて、どんな料理が出てくるのでしょう。真夜中のうらめしやは、今日も大繁盛でした。(店主)


もののけしょくどう うらめしや

たにむらのりあき


福音館書店

2024年6月15日発行

定価1,430円(本体1,300円+税10%)


2024年8月8日木曜日

【本の紹介】森の歌がきこえる



 人はどうしたら幸せに生きていけるのか。それを考えるきっかけになりそうな絵本です。

 物語の舞台は、森の中の小さな村。どこからか流れてくる美しい歌声は村人を幸せな気持ちにさせてくれます。また、森にはピーと呼ばれる精霊が住み、村人からうやまわれていました。

 村にはノイという少年が母親と二人で暮らしていました。ある日、見知らぬ男が村に現われ、森の木を切り倒し、かわりに「金もうけの木」を植えろと命令します。ノイは反対しますが、村人は男が配るお金に目を奪われ命令に従い、村のようすが一変します。さらにノイの行為で美しい歌声が聴こえなくなり、村はピーの怒りをかって洪水に見舞われます。洪水の後、村は再生の道をたどりますが、ノイには悲しい出来事が待ち受けていたのです。

 作者はラオスで広く伝えられたお話をもとに、この物語をつくりました。大胆なタッチの絵に、不思議な生き物のオブジェの写真を組み込んだコラージュによる絵本です。オブジェはラオスのアーティストによる作品です。(店主)


森の歌がきこえる

田島征三/作絵

ルートマニー・インシシェンマイ/オブジェ


偕成社

2024年7月発行

定価[本体価格1600円+税]

2024年8月7日水曜日

【本の紹介】イリエワニ



 圧倒的な迫力に驚かされます。表紙に描かれた、何とも恐ろしいその姿。イリエワニです。

 オーストラリア北部の熱帯地方に、川に沿って広がるマングローブの森があります。海に近い河口にはイリエワニが生息します。

 イリエワニは世界最大のワニです。大きなものは全長6メートルを超え、体重は1トンにもなるそうです。まるで鎧をまとうように硬い鱗が全身を覆っています。気性は荒く、肉食で何にでも食らいつき、66本の歯は折れても何度でも生えかわるといいます。

 イリエワニの生態を詳しく描いた絵本です。大自然のダイナミックな世界に身を委ねる感覚を味わいましょう。(店主)


イリエワニ

福田雄介 文

関俊一 絵


福音館書店

2024年6月20日発行

定価2,200円(本体2,000円+税10%)

【お知らせ】くわのみ書房の夏休み



 くわのみ書房は夏休みをいただきます。8月11日(日)から19日(月)までお休みします。(店主)

2024年8月6日火曜日

【本の紹介】うみへ やまへ



 趣向を凝らしたつくりの絵本です。同じ絵を使って、2つの別々のお話が出来上がりました。

 1つ目のお話は、山のお家から海に行く旅を描きます。着いたところが始まるところ。2つ目のお話は、海のお家から山を目指す旅が描かれます。

 前からも後ろからも読むことができる絵本です。絵で表現されている世界はひとつ。でも時空がねじれて別の世界が生まれました。そして私たちは、2つの別々の世界が重なり合うことを自然に受け入れているようです。

 不思議な感覚に陥りますが、もともと私たちの世界は多くの層が重なりあって出来ている。そう考えれば、むしろこの不思議さは当たり前のことのようにも思えます。(店主)


うみへ やまへ

三浦太郎


偕成社

2024年7月発行

定価[本体価格1500円+税]

2024年8月2日金曜日

【本の紹介】もぐちゃんのおさんぽ



 家族仲良く暮らせることが一番の幸せ。あらためて、そう思わせてくれる絵本です。

 もぐらのもぐちゃんは地面の下のマンションに家族7人で暮らしています。おじいさんとおばあさん、おとうさんとおかあさん、おにいちゃんとおねえちゃん、そしてもぐちゃんです。

 家族全員でお散歩に出かけるようです。もぐらはお日さまが苦手。だから外に出るときは、サングラスや日傘をしっかり準備します。もう一つ、もぐらが苦手なものは人間です。でも、お散歩の途中で出会ったらどうするの?

 ハラハラドキドキのお散歩でした。もぐちゃんの家族は、今日もみんな仲良く暮らしています。(店主)


もぐちゃんのおさんぽ

たかどのほうこ


こぐま社

2024年6月5日発行

定価 本体1300円+税

2024年8月1日木曜日

【本の紹介】ふうせんむし(かがくのとも2024年8月号)



 風船虫と一緒に遊ぶ方法を教えてもらえる絵本です。虫との遊びが、虫の観察につながります。

 風船虫のことは何も知りませんでした。付録にある「作者のことば」を読むと、大人でも知らない人の方が多いようです。

 絵本は、水の入ったコップに小さな紙切れがたくさん沈んでいるところから始まります。ページをめくると、魔法のように1枚の紙がふわふわと浮いてきます。実は、風船虫につかまれた紙が浮き上がり、放されるとまた沈んでいくのです。こうした動きが何度も繰り返されると、紙はまるで手でつかれた紙風船のように見えます。という訳で、この虫は風船虫と呼ばれるようになりました。

 風船虫は水の中で暮らす昆虫です。浅い池や田んぼなどの底で、藻などを食べて暮らしています。底の泥を網で薄くすくうようにして持ち上げると、風船虫を捕まえることができます。さあ、風船虫が繰り広げる魔法を体験してみませんか。(店主)


ふうせんむし(かがくのとも2024年8月号)

三田村敏正 ぶん

辻川奈美 え


福音館書店

2024年8月1日発行

定価460円(本体418円+税)


#くわのみ書房

【本の紹介】僕への小さな旅

 小さな旅の絵本です。子どものころに暮らした海辺の町に帰る旅です。青い空と海の水平線が鮮やかに描かれています。  夏休みを過ごした古い洋館は、おばあさんの家でした。屋根裏の部屋に残されたおもちゃ箱の中に見つけた赤いボタンは、くまのぬいぐるみのチョッキについていたもの。くまの「モル...