ハンガリーの昔話の絵本です。ありえないことを自然に語る昔話を幻想的な絵で描きます。
貧しい夫婦にヤーノシュという息子が一人おりました。成長したヤーノシュは仕事を探して旅に出ます。旅の途中、あり、カラス、さかなを助けて、そのお礼に笛をもらいます。全部で3つの笛。それぞれ、困ったときに吹いてごらんといわれます。
ヤーノシュは小さな小屋に一晩泊まらせてもらいます。そこで暮らすおじいさんは、高い山の上に建つ黄金のお城の王様が召使いを探していると教えてくれました。お城で仕事をすることになったヤーノシュ。王様は無理難題を吹っかけますが…。
空や海に空想が広がり、スペクタクルなお話です。一方で、素朴な願いが叶って終わる結末に、ちょっと驚かされるかもしれません。(店主)
みっつのふえをもらった ヤーノシュ(こどものとも2025年2月号)
洞野志保 再話・絵
福音館書店
2025年2月2日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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