納豆が外国にもあることを知りませんでした。この絵本では日本以外のアジアやアフリカの国で大切な食材となっている納豆が紹介されています。
作者は、納豆が食べられている地域は決して豊かとはいえない場所だと説明します。海や大きな川がないところ、また乾燥した場所や山の中であることが多く、動物の肉や魚が手に入りにくいのです。
肉や魚には私たちの体に欠かせないタンパク質が含まれています。でも、マメで作る納豆にも肉や魚に負けないほど多くのタンパク質が含まれています。納豆は豊かではない土地に暮らす人々にとって命の元ともいえる食材なのです。
日本の納豆の作り方や食べ方も紹介されています。昔の日本人は、納豆汁で食べることが多かったそうです。私も納豆汁は好きですが、やはり白い熱々のご飯にかけて食べるのが一番です。(店主)
世界の納豆をめぐる探検(たくさんのふしぎ2022年2月号)
高野秀行 文・写真
スケラッコ 絵
福音館書店
2022年2月1日発行
定価770円(本体700円+税10%)
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