地球は私たち生き物にとって、とても過ごしやすい星です。地球には多くの命があふれています。地球は生き物に適した温暖な気候を維持できるようになりました。それには空が大切な働きをしています。どういうことなのか、この絵本が解説してくれます。
私たちが見上げる空は空気で満たされています。地球は空気に包まれています。地球を包む空気のことを「大気」といいます。大気には酸素と二酸化炭素がバランスよく含まれています。
宇宙のなかにある地球は、本来もっと低い温度の寒い星になるそうです。寒くならないのは空があるから。正確にいえば、大気があるからです。大気は地球にとって「お布団」ともいえるような存在です。
残念なことに、今年も雨による大きな災害が発生しました。近年の気候の変化は、地球の温暖化が進んだためといわれています。人間社会が二酸化炭素を多く排出するようになり、それが原因で地球が温かくなりすぎたと考えられています。二酸化炭素はお布団の効果がとても大きいのです。空のお布団について、もっともっと知りたくなってきました。(店主)
空があるから(たくさんのふしぎ2020年8月号)
杉本憲彦 文
金子幸代 絵
福音館書店
2020年8月1日発行
本体700円+税
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