イモムシの観察がテーマの絵本です。「作者のことば」によると、5〜6月はイモムシ・シーズン真っ盛り。イモムシを手元に置いて、その成長を観察することもできます。
子どもがおばあちゃんの家で庭の木の枝をもらいました。花瓶に入れて飾ります。花のつぼみが付いています。もうすぐ咲きそうで、楽しみです。
花瓶のまわりにつぶつぶが落ちていました。お掃除しても、また落ちてきます。不思議に思って観ていると、「ころん!」とひとつ落ちてきました。枝の葉っぱをよくみると、イモムシがいました。葉っぱをもりもり食べています。「あの つぶつぶは イモムシさんの うんちだったのかあ!」
花が咲きました。イモムシは相変わらず葉っぱをむしゃむしゃ食べています。からだもうんちも大きくなりました。でも、葉っぱはもう無くなってしまいそう。子どもはイモムシを庭の木に戻してあげることにしました。自然を観察する楽しみも覚えたようです。(店主)
つぶつぶ ころん(ちいさなかがくのとも2020年7月号)
すずきかいか ぶん
堀川理万子 え
福音館書店
2020年7月1日発行
本体400円+税
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