草には虫がたくさん集まるものですが、とくにクズは多くの虫たちを引き寄せるそうです。春から秋までクズを観察すれば、多くの虫たちと出会うことができます。
クズはマメ科のツル植物で、秋の七草の一つです。正直なところ、これまであまり意識して見たことはありませんでした。でも、日本では広く分布し、旺盛な繁殖力で道端などでもよく見かけるそうです。
クズの葉っぱの観察から、虫の観察が始まります。綺麗な葉っぱに混ざって、縁がギザギザになったものや、穴が開いたものもあります。虫が葉っぱを食べた跡です。そこにはきっと虫たちもいるはずです。
クズに集まる虫たちというテーマでつくられたこの絵本。一つの草に着目して虫の観察を始めてみるのも楽しそうです。(店主)
くずのしげみで みつけた むしたち(かがくのとも2020年6月号)
小林俊樹 ぶん
長谷川哲雄 え
福音館書店
2020年6月1日発行
本体400円+税
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