ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2020年6月3日水曜日

【本の紹介】くずのしげみで みつけた むしたち(かがくのとも2020年6月号)



 草には虫がたくさん集まるものですが、とくにクズは多くの虫たちを引き寄せるそうです。春から秋までクズを観察すれば、多くの虫たちと出会うことができます。

 クズはマメ科のツル植物で、秋の七草の一つです。正直なところ、これまであまり意識して見たことはありませんでした。でも、日本では広く分布し、旺盛な繁殖力で道端などでもよく見かけるそうです。

 クズの葉っぱの観察から、虫の観察が始まります。綺麗な葉っぱに混ざって、縁がギザギザになったものや、穴が開いたものもあります。虫が葉っぱを食べた跡です。そこにはきっと虫たちもいるはずです。

 クズに集まる虫たちというテーマでつくられたこの絵本。一つの草に着目して虫の観察を始めてみるのも楽しそうです。(店主)


くずのしげみで みつけた むしたち(かがくのとも2020年6月号)

小林俊樹 ぶん

長谷川哲雄 え


福音館書店

2020年6月1日発行

本体400円+税

0 件のコメント:

【本の紹介】もし ぼくが 鳥だったら パレスチナとガザのものがたり

 高い壁の前で、自分が鳥であったらと願う子どもの物語です。かつて子どもの家は壁の向こう側にありました。鳥になれば、壁を越えて家まで飛んでいけるでしょう。  子どもは銃を持った人に家を追い出されたのです。今は壁に取り囲まれた狭い場所に住んでいます。  そこはパレスチナのガザ地区とい...