ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2020年6月17日水曜日

【本の紹介】街のネズミ(たくさんのふしぎ2020年7月号)



 人間が暮らす街には、ネズミもたくさん暮らしています。この写真絵本はそんなネズミたちのようすを生き生きと伝えています。

 街中でネズミを見かけることは滅多にありません。ネズミをじっくり見たことのある人も、そう多くはないでしょう。また、ネズミは病原菌を運ぶことから、人々からおそれられている存在でもあります。

 でも、この絵本が紹介するネズミの愛くるしい姿に誰もが驚かされるでしょう。私たちに何かを訴えるような瞳をみると、ネズミを主人公にした絵本が数多くつくられていることも理解できるように思います。

 ネコに襲われそうなネズミがいます。ハトやカラスも、ネズミにとって好ましくない相手のようです。ちっぽけな存在のネズミたち。でも、私たちの身近なところで、したたかに生きています。(店主)


街のネズミ(たくさんのふしぎ2020年7月号)

原啓義 文・写真


福音館書店

2020年7月1日発行

本体700円+税


0 件のコメント:

【本の紹介】もし ぼくが 鳥だったら パレスチナとガザのものがたり

 高い壁の前で、自分が鳥であったらと願う子どもの物語です。かつて子どもの家は壁の向こう側にありました。鳥になれば、壁を越えて家まで飛んでいけるでしょう。  子どもは銃を持った人に家を追い出されたのです。今は壁に取り囲まれた狭い場所に住んでいます。  そこはパレスチナのガザ地区とい...