のんたはじゃがいもの子どもです。野菜たちが暮らす「おやおやむら」におかあさんと住んでいます。
のんたはおかあさんからおつかいを頼まれました。トマトさんの家に行って、お庭のいちごをかごいっぱいもらってきてほしいといわれました。のんたは「いちご いちご まっかな いちご」を歌いながら出かけます。これなら、おつかいを忘れることはなさそうですね。
のんたは無事、トマトさんの家に着きました。でも、トマトさんに別のおつかいを頼まれて、いちごのことをすっかり忘れてしまいます。のんたは、おやおやむらの人たちから次から次へとおつかいを頼まれて、なかなかいちごのことを思い出せません。
困っている人をみると、自分のことを後回しにして助けてしまうのんた。おやおやむらのみんなは、のんなのんたのことが大好きです。のんたの優しさが伝わり、この絵本を読む人の心も温かくなります。(店主)
じゃがいものんたの わすれんぼう(こどものとも年中向き2020年3月号)
つるたようこ さく
福音館書店
2020年3月1日発行
本体400円+税
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