図書館司書の高橋樹一郎さんが1月11日付けの日本経済新聞に「子ども文庫今昔物語」というテーマで寄稿されました。この記事で妻の祖母のことが紹介され、合わせて祖母の写真も掲載されました。
高橋さんは昨年11月、日本の子ども文庫の歴史や全体像を描いた「子ども文庫の100年」(みすず書房)を上梓されました。日経新聞の寄稿記事では、この本ができあがるまでの経緯を紹介しています。
伊藤忠記念財団と東京子ども図書館が立ち上げた「子どもBUNKOプロジェクト」の専任担当としてお仕事をされた高橋さんは、日本各地の子ども文庫について調査し、実際に現地を訪ねる全国行脚も実行されました。長く家庭文庫を続けていた妻の祖母も訪問先となりました。
プロジェクト終了後も高橋さんは研究を続け、その成果として「子ども文庫の100年」が出版されました。妻の祖母が開設した「せばやし子ども文庫」もその中で紹介されています。そして、今回の寄稿記事でも祖母のことに触れていただき、写真まで使っていただきました。祖母の瀬林杏子は2007年に97歳で亡くなりました。昨年秋から、あらためて祖母がやってきたことに思いを馳せる機会が多くなっています。(店主)
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