日本はこれまで多くの戦争を経験しています。とくに1941年12月から始まった太平洋戦争で日本は壊滅的な状況に陥り、その敗戦をきっかけに、日本は戦争をしない平和国家を目指すことにしました。
この絵本は「いま、日本は戦争をしている」ことを伝える絵本です。作者は、太平洋戦争のときに子どもだった17人の人たちにお話を聞き、それをもとに絵を描き、文章にまとめました。17人が子どものころ、それは、まさに今、日本が戦争をしているときでした。
17人の身の回りで起こったことが素直に語られています。かつて戦争をしてた日本。でも、戦争とはいったいどういうことなのか。戦争を経験した人たちは少なくなり、戦争をしている社会の姿を理解することが難しくなってきました。この絵本の中には、今の私たちにとって想像を絶するような悲惨なお話もあります。作者は、話を聞かせてくれた人に「これでいい」と言ってもらえるまで、絵や文に何度も手を入れたそうです。
お話してくれた多くの人は「自分には特別な体験はない」と言ったそうです。でも作者は、どなたのお話も「特別な」体験ばかりだったと言います。今の私たちが聞いておかなければならないお話しです。そして、戦争や平和について、引き続き考えていきたいと思います。(店主)

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