生命の神秘を描いた絵本です。柔らかいタッチの大胆な絵が驚愕のストーリーを支えます。
その虫は月に住み、「月虫」と呼ばれています。満月を横切る黒い影に気づいたことはありませんか。それが月虫です。
月虫は、月の周りを飛び回る星くずにたまごを産み付けます。運よく星くずが地球に落ちると、たまごから幼虫が姿を現しました。強い顎でガリガリと穴をあけ、潜り込みます。そこは筍のようです。月虫は、ほかの虫と同じように、その姿を何かに似せて身を守ろうとします。さて、何に似せようというのでしょうか。
誰もが知っている日本の昔話を、蝶の変態に重ね合わせて解釈しています。次の満月が楽しみになりました。(店主)
月虫の姫ぎみ
文 富安陽子
絵 五十嵐大介
講談社
2025年9月2日発行
定価:本体1700円(税別)

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