保育園に通う子どものお話です。この保育園の園長室は、いつもドアが開いていて、誰でも中に入ってよいようです。
でも、子どもが一人で入っていくことは、滅多にないでしょう。しかも、こっそり入ってくるなんて…。
園長先生がイスに座っています。子どもはその後ろから上っていきます。それでも園長先生は子どもに気づかないようす。子どもはおかしくて、くすくす笑ってしまいます。
おやおや、園長先生は子どもに気づかないまま部屋を出ていってしまいましたよ。残された園長先生のイス。子どもは「ほんとうに ぐりぐりがあって、あったかくて、きもちが よくて、わらって、たのしいイス」にしてあげたいと思います。さて、どんなイスにしたのでしょう? (店主)
えんちょうせんせいのイス(こどものとも年中向き2025年3月号)
筒井頼子 さく
種村有希子 え
福音館書店
2025年3月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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