私が見ている方は「そっち」です。そっちから見える私について考える絵本です。
私がそっちにいるお友だちを見ています。上から見るお友だちは、いつもとちょっと違って見えます。私は今、歩道橋(?)の上。そっちから見る私もちょっと違って見えるのかな。
わたしには「わたし」が見えないー。折込付録の「作者のことば」のタイトルは、なかなかショッキングです。鏡や写真に映る自分は、他人が見ている「わたし」の姿に他なりません。「作者のことば」によると、地球に生まれた生物は目を進化させながら、自分自身を見るための目を進化させることはなかったようです。なるほど!
見渡せば遠い宇宙もそっちです。さて宇宙から見ると、私はどんな存在なのでしょう?(店主)
そっちから わたし、どんなふうに みえている?(かがくのとも2025年3月号)
越智典子 ぶん
堀川理万子 え
福音館書店
2025年3月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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