手塚治虫作品の『火の鳥』が絵本になりました。多くの人が親しんだ名作の漫画から生まれた絵本です。
火の鳥は死ぬことがない不思議な鳥です。何百年も生きて羽などが痛むと、爆発する火山や燃え盛る炎の中に飛び込み、生まれ変わって子どもの火の鳥になって出てくるのです。
子どもの火の鳥は、安らかな巣の中でゆっくり育ちます。巣で休む火の鳥のもとに、鳥や動物たちがやって来ました。火の鳥は生命の物語を話し始めます。一つひとつの命は、みんなつながっていることを教えてくれます。
火の鳥が、よりいっそう親しみやすい存在として描かれています。この絵本をきっかけに、手塚作品の『火の鳥』シリーズを初めて手に取る人、また再びその世界を訪ねようとする人が大勢いるような気がします。(店主)
火の鳥 いのちの物語
手塚治虫/原作
鈴木まもる/文・絵
金の星社
2024年4月発行
定価(本体1,400円+税)
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