イヌがたいこを叩き始めました。人間の子どもがやってきて「いれてよ」といいます。子どもはちょっと不安そうな顔をしていましたが、たいこを叩きはじめるとにっこり顔になりました。
仲間がだんだん増えていきます。調子に乗って叩いていると「うるさいぞー」とワニが怒り出します。みんな逃げて、たいこの周りには誰もいなくなりました。
一人(一匹?)残ったワニがたいこを叩き始めます。すると、たいこのリズムがまたみんなを呼び寄せます。最後はみんなで踊り始めて、とても楽しそうです。
同じリズムを感じれば、みんなの心が通い合います。この絵本の中にリズムがあります。誰もが楽しめる絵本です。(店主)
たいこ
樋勝朋己 ぶん・え
福音館書店
2019年10月5日発行
本体900円+税
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