クリスマス間近のお話です。保育園で過ごす子どもたちは、どこかそわそわしながらも楽しそうです。
今日はクッキーづくりを楽しみました。クッキーはお家に持って帰ります。早くママとパパに見せたい子どもたちはお迎えがいつもより待ち遠しそうです。
主人公の子どもも「まだかな まだかな」。今日はおじいちゃんがお迎えに来ることになっているのです。でも、なかなか来てくれません。家に帰ったあとも、「まだかな まだかな」と両親の帰りを待つ子ども。はらはらした気持ちが切ないほど伝わってきます。
クリスマス前の情景を温かく描いた絵にほっとした気持ちが湧いてきます。お話はテンポよく進みますが、子どもの心の動きがとてもよくとらえられていて、主人公の気持ちに共感できます。(店主)
まだかな まだかな(こどものとも年少版2020年12月号)
オスターグレン晴子 文
エヴァ・エリクソン 絵
福音館書店
2020年12月1日発行
本体400円+税
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