「母の友」2018年11月号が入荷済みです。特別企画が2つあり、そのうちの1つが「子育て中に力をくれた本」。「ぐりとぐら」の作者で児童文学作家の中川李枝子さんのインタビュー記事を読むことができます。
中川さんは「十代のときに読んだ本は特別なものになる」といいます。「その後の人生を支えてくれて、一生のこやしになるものが多い」と指摘します。だから中川さんは「子どもには、いくつになっても読み返しができるような本と出会ってほしい」と願うのです。
膨大な数の本がある今、中川さんは「いい本」と出会うためには選び取る力が大事になるとも語ります。子どもに与える本は、大人が見ても面白いと思う本を選んでほしいと求めています。子どもだからといって、この程度でいいだろうという気持ちで選んではいけない。本に限らず、親子関係において「馬鹿にしない、馬鹿にされない」ということはとても大事だという中川さんのご指摘は、まったくその通りだと思います。
もう一つの特別企画は「こどもにきかせる一日一話」。30話の短い童話が掲載されています。どうぞ声に出して読み、子どもと一緒にお楽しみください。(店主)
「母の友」2018年11月号
福音館書店
本体505円
2018年11月1日発行
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