この本を描いたのはマルコのパパで、マルコはダウン症のある子どもです。パパは思っていたのと違ったように生まれたマルコに戸惑います。「こんなのうけいれられない」
イラストレーターのパパは、自分の心情を素直にスケッチします。でも、しばらくしてパパは気づきます。「いいんだ! この子はこのままで!」
ママのアンヌはマルコのことを何の問題もなく受け入れていました。8歳年上の兄のテオも、マルコのことを「いつだって、せかいいちのおとうと」といっています。
パパがスケッチするマルコはとても楽しそうです。幸せな子どもの姿に、私たちも幸せを感じます。
最後にパパはこう書いています。『「うけいれる」とは、さしだされたものを、じぶんからよろこんでうけとることだ』(店主)
マルコとパパ ダウン症のあるむすこと ぼくのスケッチブック
グスティ
宇野和美訳
偕成社
本体2800円+税
2018年2月発行
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