虫の真似っこを楽しむ絵本です。男の子がいろいろな虫に成り切ることに挑戦します。上手に真似することができるでしょうか。
最初はだんごむしです。だんごむしは、昆虫とは違う仲間の生き物ですが、名前に「むし」が付いています。だんごむしに触ると、くるりんと丸くなります。男の子もくるりんと丸くなりました。上手くいったようです。
次はしゃくとりむしです。真似できるけど、かなり疲れます。草の茎をまっすぐに上るてんとうむしの真似は絶対に無理。いもむしがキャベツの葉っぱを食べるのと同じように食パンを食べることも、上手にできませんでした。
むしが簡単にできても、人間は真似っこできないことがあります。何故でしょう。付録の解説を読むと、体のつくりが根本的に違うためと書いてあります。では、どこがどう違うのでしょう。身近なむしをよく観察すれば、その違いが分かるかもしれません。むしをよく見る習慣が、新しい発見につながるかもしれません。楽しそうですね。(店主)
むしが こんなこと していたよ(ちいさなかがくのとも2018年4月号)
越智典子 ぶん
サイトウマサミツ え
福音館書店
2018年4月1日発行
本体389円+税
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