おとうさんのうまれたうみべのまちへ
こどものとも(2016年7月号)
福音館書店
小嶋雄二 さく
森英二郎 画
子どものころ、父親や母親の実家によく遊びに行きました。東京で生まれ育った私にとって、親の帰省にお付き合いすることは、観光地を訪ねる旅行とは一味違う楽しみになりました。親戚と交流を深め、親の子ども時代の話を聞くこともできました。
この絵本の子どもたちもお父さんの故郷を訪ねます。飛行機や電車、さらにバスに乗らなければならないほど遠いところです。最後にバスを降りたときは「やっとついたね!」の一言。バス停では、おじいちゃんが待っていてくれました。
お父さんは海辺の町で育ちました。美味しそうな魚がたくさんあります。明日は大綱引きというお祭りがあり、町中の人が2組に分かれて、大きな綱で綱引きをするそうです。
お話はテンポ良く進みます。版画で描かれた絵がしっかりと町のようすを伝え、繰り返し読んでも楽しめるでしょう。
お話はテンポ良く進みます。版画で描かれた絵がしっかりと町のようすを伝え、繰り返し読んでも楽しめるでしょう。
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