赤羽末吉スケッチ写真 モンゴル・1943年
JCIIフォトサロン
2016年5月31日(火)~6月26日(日)
赤羽末吉氏は「スーホの白い馬」など数多くのロングセラー絵本をうみだしました。その絵の魅力は、徹底して嘘を描かない姿勢を貫いたことにあったようです。ご本人のエッセイなどからも、その強いこだわりをうかがい知ることができます。
この写真展は最終日に訪れることができました。赤羽末吉が1943年、取材でモンゴルを訪れたときに撮影した写真を初公開したとのことです。1945年に戦争が終わった後、中国で暮らしていた赤羽がこれらの写真を日本に持ち帰ることは困難なことだったようです。しかし、絵本作家となった赤羽が「スーホの白い馬」を手がけた際、嘘を描かない上でも大いに役立つことになりました。
多くの写真がモンゴルの自然、そして人々の生き生きとした姿を伝えています。写真展の図録を「スーホの白い馬」と合わせみることも興味深いでしょう。
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