フクロウの仲間の「アオバズク」の生態を紹介する絵本です。アマチュアの研究者による、とても興味深い調査レポートです。
アオバズクは渡り鳥です。冬を東南アジアなどで過ごし、春になると子育てのため、日本にやってきます。青葉茂れる季節に姿を見せるため、アオバズクという名前がつきました。
アオバズクは子育てのとき、どんな餌を与えているのでしょう。この絵本は、アオバズクの「食卓」についてレポートしています。調査のため、アオバズクの親が雛に与えた昆虫の残骸を集めます。昆虫の羽や頭などは食べられることなく、地面に落ちているのです。これらの残骸を集めれば、その種類や数が分かります。
さらにアオバズクは、かえったばかりの雛には、主に昆虫の柔らかい腹の部分を餌として与えていることも分かりました。これは人間の離乳食が柔らかいものからスタートするのと同じこと。アオバズクも、よく考えているようですね。(店主)
アオバズクの食卓(たくさんのふしぎ2026年5月号)
みぞたひろみ 文・絵
福音館書店
2026年5月1日発行
定価880円(本体800円+税10%)

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