林の中の小さな水たまりのようすを描いた絵本です。多くの生き物が集まります。
鳥たちが水浴びにやってきます。猛禽類のオオタカが来ると、小鳥たちは逃げ出すように飛び去っていきました。獣のイノシシも、まるでお風呂のように水に浸かります。体に付いた虫を取ったり、体を冷やしたりするそうです。
作者の槐真史さんは、自動撮影できるカメラで水たまりを観察して、この絵本の文章を書きました。迫力のある絵は切り絵のようです。絵を描いた福井利佐さんは切り絵アーティストと紹介されています。
最後に、街の道路の水たまりが紹介されています。ここにも生き物が集まります。生き物たちを惹きつける水たまりは、小さくても一つの世界を形作っているようです。(店主)
みずたまりと いきもの(かがくのとも2025年8月号)
槐真史 ぶん
福井利佐 え
福音館書店
2025年8月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)

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