ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2025年4月5日土曜日

【ご報告】「お花見散歩2025」を開催しました!





 くわのみ書房は4月5日(土)、「お花見散歩2025」を開催しました。お天気に恵まれ、爽やかな一日をお散歩とお花見で楽しみました。

 くわのみ書房を同日午前12時過ぎに出発し、途中のコンビニエンスストアに寄って飲み物や食べ物を調達。習志野市藤崎の森林公園を経由して鷺沼城址公園まで足を伸ばしました。

 桜はほぼ満開。公園内は、すでに大勢の人たちで賑わっていました。今回の参加者は店主のほか2人の合計3人。桜を愛でながら、ゆっくりおしゃべりを楽しみました。

 来年もまた開催したいと思います。その際はみなさま、ぜひご参加ください。(店主)

2025年4月4日金曜日

【本の紹介】おみずで おえかき(ちいさなかがくのとも2025年4月号)



 お水でお絵描きしてみませんか。キャンバスは地面です。

 地面にお水を垂らすと、そこだけ色が変わります。「ポトン」と一滴垂らせば点になります。ジョウロなどを使って「シャーッ」と流し続ければ線もかけます。広い地面に何を描くか、お好み次第です。

 どうしてお水で絵が描けるのか。水が物の表面について濡れると、表面の凸凹に水が入り込んで鏡のように滑らかになり、光の反射が変化することでその部分の色が変わったように見えるからです。乾けば、また元通りになり、絵も消えてしまいます。

 この絵本は、子どもたちがのびのびと大胆にお水でお絵描きするようすを描きました。みんな、とても楽しそう。実は、このお絵描きは「水アート」などと呼ばれ、大人たちも楽しんでいるようです。(店主)


おみずで おえかき(ちいさなかがくのとも2025年4月号)

花山かずみ さく


福音館書店

2025年4月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2025年3月31日月曜日

【お知らせ】カフェメニューの価格を変更します

 



 カフェメニューの価格を4月1日から変更します。コーヒー豆やお菓子などの仕入れ価格の値上がりに伴い、当店の価格も値上げすることにしました。よろしくお願いいたします。(店主)


#くわのみ書房

2025年3月29日土曜日

【本の紹介】みんな みんな とっても すてき



 他人のことを知り、やさしい気持ちで受け入れることの大切さが伝わる絵本です。自分のことも、もっともっと好きになれるでしょう。

 主人公の「じいじ」は昔、お医者さんでした。じいじは、患者さんたちが話してくれた思い出を「体の物語」と呼んでいます。街に出かけた主人公とじいじは、かつてじいじの患者さんだった多くの人たちと出会います。じいじは患者さん一人ひとりの話を聞かせてくれました。

 体のまがった人、体中が痒くなる人、パパになって心配事が増えてなかなか眠れなくなった人、太った人や痩せた人、それぞれの体の物語です。じいじは「どんな体の物語も幸せな終わりに変えることができる」と話します。そのためには「今、何をすれば自分がしあわせなのかを考えることが大事なんだよ」と教えてくれました。

 ダイナミックな構図と柔らかいタッチで、多様な人たち描きます。いろいろな人たちの体の物語を知れば、誰もが主人公のようにこう思うでしょう。「みんなみんな、とってもすてきだね!」(店主)


みんな みんな とっても すてき

バティスト・ボーリュー 文

チィン・レン 絵

ひがきゆみ 訳


ひさかたチャイルド

2025年1月発行

定価1,980円(本体1,800円+税10%)


#くわのみ書房

【ご案内】お花見散歩 2025(日程を延期しました)



 くわのみ書房は今年も「お花見散歩」を企画しました。のんびりと春のお花見散歩を楽しみませんか? 当初3月29日(土)開催予定でしたが、4月5日(土)に延期して行います。事前のお申し込みは無用です。


2025年4月5日(土)午前12時(正午)スタート!


集合場所:くわのみ書房

参加費 :無料(食べ物・飲み物代は各自でご負担ください)


※雨天中止

※事前のお申し込み無用


 くわのみ書房から藤崎森林公園を経由し、鷺沼城址公園に向かいます。途中、コンビニエンス・ストアで食べ物・飲み物を参加者各自の負担で購入します。鷺沼城址公園でお花見の後、適宜解散します。どうぞお気軽にご参加ください。(店主)


〈お問い合わせ〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramでも受け付けます)


#くわのみ書房

2025年3月27日木曜日

【本の紹介】はるが もぞもぞ



 明るい色使いで春の光を描きます。生きる喜びに満ち溢れています。これは生命の輝きを描いた絵本です。

 春になるとぽかぽかしてきて、むずむずしてきます。きっと地球も笑い出してしまうでしょう。

 地球がくすぐったく感じるのも無理はありません。いろいろな生き物がもぞもぞ動き始めているのです。命を育む地球は陽の光を浴びて、あちらこちらで春がもぞもぞしています。

 すべての命あるものが一緒に生きる地球。すべての命あるものに光をそそぐ太陽。春はそれらへの感謝のことばを告げたくなる季節です。(店主)


はるが もぞもぞ

内田麟太郎 文

南塚直子 銅版画


ポプラ社

2025年2月発行

定価:本体1,500円[税別]


#くわのみ書房

2025年3月26日水曜日

【本の紹介】ねえ、おぼえてる?



 胸に込み上げる思いを感じながら、この絵本を閉じました。感情を強く揺さぶる絵本です。

 明かりを消した部屋の中でしょうか。ベッドの上で、母と子の会話が続きます。「ねえ、覚えてる…?」

 楽しい思い出を語り合う二人。父との別れ際、子どもはクマのぬいぐるみを受け取りました。

 街の上に、太陽がのぼってきました。二人で迎えた初めての朝も、やがて思い出の一つになるでしょう。「ぼくは、この朝をわすれない」という言葉が、子どもの明るい未来を約束します。(店主)


ねえ、おぼえてる?

シドニー・スミス

原田勝 訳


偕成社

2024年4月発行

定価[本体価格1600円+税]


#くわのみ書房

【本の紹介】ライオン




 荒唐無稽なお話の絵本です。結論は分かっているのに、読む人をグイグイ惹きつけます。

 むかしむかし、空高く、雲の上よりもっと高いところにあった宮殿でのお話です。そこでは天使たちが動物たちをつくっていました。まず名前を考え、その名前に相応しい姿を絵に描きます。動物はこのようにつくられ、地上におくりこまれていたのです。

 さて、「ライオン」という名前を思いついた天使がいました。絵に描くと、小さく太った姿で、クレヨンの色をありったけ使ってカラフルです。なき声は「ピープ、ピープ」と決めました。でも、それで完璧かどうか不安になり、ほかの天使におかしいところがないか聞いてみることにしました。聞いては直すことを繰り返し、ライオンは少しずつその姿を変えていきます。

 さてライオンは、最後にはどのような姿になるのでしょう。なき声もどうなるのか、気になりますね。(店主)


ライオン

文・絵 ウィリアム・ペーン・デュポア

訳 まさきるりこ


瑞雲舎

2025年2月1日発行

定価(本体1800円+税)


#くわのみ書房

2025年3月20日木曜日

【ご案内】お花見散歩 2025



 くわのみ書房は今年も「お花見散歩」を企画しました。のんびりと春のお花見散歩を楽しみませんか? 事前のお申し込みは無用です。


2025年3月29日(土)午前12時(正午)スタート!


集合場所:くわのみ書房

参加費 :無料(食べ物・飲み物代は各自でご負担ください)


※雨天中止

※事前のお申し込み無用


 くわのみ書房から藤崎森林公園を経由し、鷺沼城址公園に向かいます。途中、コンビニエンス・ストアで食べ物・飲み物を参加者各自の負担で購入します。鷺沼城址公園でお花見の後、適宜解散します。どうぞお気軽にご参加ください。(店主)


〈お問い合わせ〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramでも受け付けます)


#くわのみ書房

くわのみ書房【本の紹介】 ひき石と24丁のとうふ



 その豆腐店は岩手県の山の中にあります。90歳を超えた豆腐屋さんは、70歳になってから店を始めました。

 一晩、水にふやかした大豆を、石臼で挽きます。豆腐屋さんは石臼のことを「ひき石」と呼んでいます。

 2升5合の大豆から24丁のお豆腐が作れるそうです。すべて手作りの豆腐です。「ひき石で作る豆腐にこだわり、山の水を使い、薪の火加減で、昔と同じ味を今に残した」

 誰もいない山奥で、一人で豆腐店を営む人がいます。お客さんが一人も来なくても、ひき石を回し続けます。その人の暮らし方に惹かれ、この写真絵本の作者は年に数回、豆腐を食べに通うようになりました。この絵本を作ってくれたことに感謝したいと思います。(店主)


ひき石と24丁のとうふ

大西暢夫


アリス館

2024年4月10日発行

定価(本体1,600円+税)


#くわのみ書房

2025年3月19日水曜日

【本の紹介】こうえん通りのへんな家



 日の光の温もりを感じる絵本です。柔らかいタッチの絵の中は、心地よい風が流れているようです。

 公園から続く道の脇に赤い屋根の小さな家が建っています。いつも窓が閉まり、庭は荒れ放題で、いつしか幽霊屋敷といわれるようになっていました。

 そこには一人のおじいさんが暮らしていました。ある日、子どもの飼い猫が家の中に入り込んでしまい、その後を追った子どもがおじいさんと知り合います。それをきっかけに、おじいさんは庭に出て、日の光が気持ちよいことに再び気づくのです。

 作者はイタリア在住の日本人画家です。描かれた風景は、どこか日本と異なる雰囲気を感じさせます。(店主)


こうえん通りのへんな家

はせがわまき


工学図書(山烋のえほん)

2024年11月29日発行

定価(本体1,800円+税)


#くわのみ書房

2025年3月14日金曜日

【本の紹介】せっしゃは にんじゃ(こどものとも年中向き2025年4月号)



 この絵本の作者はラップミュージックがお好き。ということで、ラップの乗りで楽しめる絵本が出来上がりました。

 リズミカルに韻を踏んだ文章が続きます。「せっしゃは にんじゃ」から始まり、テンポよく読み進めていきます。

 韻を踏むことで、意味のつながりがない言葉でも自然に結びつき、思わぬ展開を生み出します。それを忍者の変身に重ねたことが、この絵本の肝でしょうか。

 忍者は黒装束だけではありません。カラフルな忍者たちが何に変身するのか。これもお楽しみの一つです。(店主)


せっしゃは にんじゃ(こどものとも年中向き2025年4月号)

北村人 さく


福音館書店

2025年4月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2025年3月13日木曜日

【本の紹介】おやつですよー(こどものとも年少版2025年4月号)



 子どもたちのお楽しみは、なんといってもおやつの時間。この絵本は、にぎやかなおやつのようすを描きます。

 こねこのおかあさんがホットケーキを焼いて、6ぴきのこねこたちを呼びました。「おやつですよー」

 こねこたちには楽しい名前が付いています。みんながお名前通りの笑顔です。おやおや、お友だちのこうまちゃんも一緒です。そして、こうまちゃんのしっぽには、ありくんもいました。

 大急ぎでお友だちの分のホットケーキも作ります。さあ、どうぞ召し上がれ。みんな笑顔で「いただきまーす!」(店主)


おやつですよー(こどものとも年少版2025年4月号)

小野寺悦子 文

植垣歩子 絵


福音館書店

2025年4月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2025年3月12日水曜日

【本の紹介】みんな いいおかお(こどものとも0.1.2. 2025年4月号)



 子どもの笑顔を引き出す絵本です。みんなのいいお顔で、笑顔になります。

 動物たちに「こっち むいて」と呼びかけます。見返すお顔につぶらな瞳。吸い込まれそうになります。

 最後に登場する人間の赤ちゃんに、子どもたちは自分を重ねることができるでしょう。「いいおかお」と褒められて、自分が愛されていることを強く感じることでしょう。

 丁寧に描いた絵は触感まで伝わってくるようです。子どもと一緒に、ゆっくり楽しんでほしい絵本です。(店主)


みんな いいおかお(こどものとも0.1.2. 2025年4月号)

ひろのたかこ


福音館書店

2025年4月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2025年3月8日土曜日

【本の紹介】ころころ こーろころ



 オノマトペを楽しむ赤ちゃんの絵本です。歌うように読んであげましょう。

 ニワトリのおかあさんが卵をそーっと抱っこします。「ころ ころ こーろ ころ」

 この絵本は北海道のわらべうたから作られました。そのわらべうたは、「ころ ころ こーろ ころ」という2小節のフレーズを繰り返すだけの小さなうた。これだけで楽しく心地よくなる魔法のようなうたです。

 元気なひよこが生まれると、オノマトペもいろいろ広がっていきます。でも、最後はやっぱり「ころ ころ こーろ ころ」。ニワトリのおかあさんに抱かれ、ひよこたちは安心して目を閉じます。(店主)


ころころ こーろころ

みなみじゅんこ


のら書店

2024年6月14日発行

定価(本体1000円+税)


#くわのみ書房

【ご報告】「お花見散歩2025」を開催しました!

 くわのみ書房は4月5日(土)、「お花見散歩2025」を開催しました。お天気に恵まれ、爽やかな一日をお散歩とお花見で楽しみました。  くわのみ書房を同日午前12時過ぎに出発し、途中のコンビニエンスストアに寄って飲み物や食べ物を調達。習志野市藤崎の森林公園を経由して鷺沼城址公園まで...