くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.12」を7月12日(金)に開催しました。定員いっぱいの4人の方にご参加いただきました。
当日取り上げた絵本は『2ひきのいけないアリ』(あすなろ書房)。この作品は1989年にほるぷ出版から、木島始の翻訳で『くいしんぼうのあり』として出版されていました。当日、参加者のお一人が木島訳を持参して来られ、図らずも新旧2冊の読み比べが実現。とても興味深い内容の会になりました。
高い壁の前で、自分が鳥であったらと願う子どもの物語です。かつて子どもの家は壁の向こう側にありました。鳥になれば、壁を越えて家まで飛んでいけるでしょう。 子どもは銃を持った人に家を追い出されたのです。今は壁に取り囲まれた狭い場所に住んでいます。 そこはパレスチナのガザ地区とい...
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