自慢話が止まらなくなった子どもたちを描いた絵本です。どんどんエスカレートするお話に、子どもたちは共感し、大人たちはハラハラすることになります。
保育園でお迎えを待っている二人の子ども。それぞれ、おとうさんやおかあさんの自慢話が始まります。
たっくんのお父さんは走るのが速く、運動会ではいつも一等賞。なっちゃんのおかあさんだってすごい。この間の遠足のとき、自転車でバスを追い越して、なっちゃんが忘れたお弁当を持ってきてくれました。おやおや、この先はお話がだんだん怪しくなり始めます。子どもたちが生み出すほら話をお楽しみください。
子どもたちのお迎えを待つ間の不安な心を思うと、大人としては少し切なくもなります。一方で、おとうさんやおかあさんが大好きな気持ちが伝わり、嬉しくなります。(店主)
うちのほうが すごいんやで!(こどものとも年中向き2024年4月号)
鍋田敬子 さく
福音館書店
2024年4月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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