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2024年3月8日金曜日

【本の紹介】うちのほうが すごいんやで!(こどものとも年中向き2024年4月号)

 



 自慢話が止まらなくなった子どもたちを描いた絵本です。どんどんエスカレートするお話に、子どもたちは共感し、大人たちはハラハラすることになります。

 保育園でお迎えを待っている二人の子ども。それぞれ、おとうさんやおかあさんの自慢話が始まります。

 たっくんのお父さんは走るのが速く、運動会ではいつも一等賞。なっちゃんのおかあさんだってすごい。この間の遠足のとき、自転車でバスを追い越して、なっちゃんが忘れたお弁当を持ってきてくれました。おやおや、この先はお話がだんだん怪しくなり始めます。子どもたちが生み出すほら話をお楽しみください。

 子どもたちのお迎えを待つ間の不安な心を思うと、大人としては少し切なくもなります。一方で、おとうさんやおかあさんが大好きな気持ちが伝わり、嬉しくなります。(店主)


うちのほうが すごいんやで!(こどものとも年中向き2024年4月号)

鍋田敬子 さく


福音館書店

2024年4月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)

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【本の紹介】ちいさなゆめが あったなら

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