きつねとたぬきのコンビが主人公の絵本です。両方とも化けるのが大の得意。いったい何に化けるのでしょう。
青空の下、きつねがのんびりしています。そこにたぬきがやってきて、友だちの動物たちがかくれんぼに入れてくれないと泣いています。たぬきは何かに化けてずるをするといわれたのです。たぬきは鼻をすすりながら「みんなと なかよく したいのに」といいました。
そこで、きつねはたぬきに、バスに化けることを提案します。運転手はきつねです。おにぎりやまのてっぺんでは今、しだれざくらが満開。おはなみバスを走らせて、みんなに喜んでもらおうというアイデアです。
おはなみバスは大人気。大勢の動物たちを乗せて山道を進みます。でもこのバスは、本当はたぬきです。たぬきは無事、おやまのてっぺんに着けるのでしょうか。柔らかいタッチの絵から、動物たちの優しい心が伝わります。(店主)
ばけばけバス
タカタカオリ
ひだまり舎
2023年4月10日発行
定価1600円(税別)
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