面白い虫を紹介する絵本です。金ぴかで透明な羽を持った虫です。
この虫の名前はジンガサハムシ。昔の人が帽子のように頭に被った「ジンガサ」と形が似ているので、このように呼ばれることになりました。
羽は体からはみ出るほど大きく、しかも透明。背中を見ると金色に輝いているそうです。それ以上に興味深いのは幼虫が大きくなるようす。脱皮を繰り返すのですが、脱皮した抜け殻をそのまま背中につけています。4回脱皮をして、4つの抜け殻を背中につけた幼虫が、やがて蛹になります。
なぜ脱皮殻をつけたままにするのか。その理由はまだ分かっていないそうです。ジンガサハムシは空き地などでよく見かけるヒルガオが食べ物で、私たちが発見するのも決して難しいことではないようです。ぜひチャレンジしてみましょう。(店主)
きんぴかのむし じんがさはむし(かがくのとも2023年6月号)
吉谷昭憲 さく
福音館書店
2023年6月1日発行
定価440円(本体400円+税)
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