5人の子どもたちがいるカミナリ一家のお話です。小さいカミナリ坊やが大活躍します。テンポのよい文章と柔らかなタッチの絵で、絵本の世界を生き生きと描きます。
カミナリ一家は空に浮かぶ「くもくもじま」の雲の上で暮らしています。子どもたちの名前は、パッコ、ピッコ、プッコ、ペッコ、ポッコ。カミナリかあさんの声が聞こえます。「おきなさあい! もう あさですよ!」
パンケーキの朝ごはんを食べたら、お仕事の時間です。カミナリとうさんが「さあ! ひとあめ、ふらせるぞお」とかけ声を響かせます。カミナリ一家のお仕事は、雨雲を呼び集めて、あっちこっちに雨を降らせることです。
みんなで太鼓を叩いて雨雲を集めます。それから一人ひとり、雨雲に乗って出かけていきます。最後まで残ったのは一番小さいポッコ。でも、その後のポッコの頑張りぶりは本当に見事です。(店主)
くもくもじまのカミナリいっか(こどものとも2023年4月号)
富安陽子 文
花山かずみ 絵
福音館書店
2023年4月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
0 件のコメント:
コメントを投稿