今年2022年も大晦日を迎えました。1年間支えてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
コロナウイルスの感染状況はまだ安心できる状況には至っていないようです。くれぐれもお身体大切にお過ごしください。
来年2023年の営業は1月3日(火)から開始します。ただ、3日〜4日の営業は午後4時まで。1月5日(木)から通常通りの営業となります。
どうぞよいお年をお迎えください。(店主)
今年2022年も大晦日を迎えました。1年間支えてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
コロナウイルスの感染状況はまだ安心できる状況には至っていないようです。くれぐれもお身体大切にお過ごしください。
来年2023年の営業は1月3日(火)から開始します。ただ、3日〜4日の営業は午後4時まで。1月5日(木)から通常通りの営業となります。
どうぞよいお年をお迎えください。(店主)
楽しい詩画集です。どのページからも音楽が聴こえてきそうです。
声に出すとくすぐったくなるような詩です。音の余韻を楽しみましょう。
絵は洗練された色使い。柔らかいタッチの線からやさしい気持ちが伝わります。
作者はピアニストのフジコ・ヘミングさんと詩人の石津ちひろさん。お二人が奏でる見事なハーモニーを堪能しましょう。(店主)
ねことワルツを
フジコ・ヘミング 絵
石津ちひろ 文
福音館書店
2022年11月10日発行
定価2,420円(本体2,200円+税10%)
くわのみ書房にストレート・コーヒーのゲシャ・ナチュラルが再入荷しました。ちょっと特別なコーヒーを、再びお楽しみいただけます。
お値段も、ちょっと特別なコーヒです。でも、風味は果実味あふれ糖度も高く、ラズベリーの爽やかさと甘さが楽しめます。軽やかな余韻はジャスミンを思い起こさせます。鮮烈なコーヒーの味わいをお試しください。
コーヒー
ゲシャ・ナチュラル/ゲシャ・ビレッジ in エチオピア
800円
くわのみ書房の年末年始の営業時間について、以下の通りお知らせします。2023年1月5日(木)から通常営業となります。
2022年
12月29日(木)午前11時から午後4時まで
12月30日(金)午前11時から午後4時まで
12月31日(土)午前11時から午後4時まで
2023年
1月1日(日)定休日
1月2日(月)定休日
1月3日(火)午前11時から午後4時まで
1月4日(水)午前11時から午後4時まで
いろいろな色について語る絵本です。このタイトルは、ちょっと挑発的? でも、当たり前のことをいっているだけなのかもしれません。
最初はピンク。「おとこのこが すきだな」といった後、「そして おんなのこも」と続きます。次は青色。「おんなのこが すきだな」の後に「そして おとこのこも」。
黄色や緑色、赤も同じように語られます。そう、どの色も、男の子も女の子も好きなのです。
どんな色も、みんなが好き。男の子も女の子も。色だけではありません。お花も蝶々も、空にかかる虹だって、男の子に限らず、女の子に限らず、みんな好きなのです。もう、当たり前のことです。(店主)
ピンクはおとこのこのいろ
文 ロブ パールマン
絵 イダ カバン
訳 ロバート キャンベル
KADOKAWA
2021年11月18日発行
定価:本体1,500円(税別)
友だちづくりの絵本です。ちょっと勇気を出せば、気になるあの子とも、きっと友だちになれます。
そこは乾いた風が吹く草原。ゴツゴツした岩があり、そのふもとに小さなノネズミが暮らしていました。驚くほどに小さくて、「オーイ」って呼んでも、誰にも気づいてもらえません。一方、ゴツゴツ岩のてっぺんにはライオンが暮らしていました。誰よりも大きな声で吠える、力も強いライオンです。
ある夜、ネズミにひとつのアイデアがひらめきました。「ぼく、ほえたい!!!」。小さなネズミでも、立派な声が出せたなら、きっと毎日がぐっと楽しくなると思ったのです。そして、ふたつめのひらめきは、ライオンに吠え方を教えてもらうということでした。食べられてしまうかもしれないという不安を抱えながら、ネズミはライオンに会いに行きます。
ネズミの願いは叶えられるのでしょうか。意外な展開にびっくりして、にっこりしてしまいます。(店主)
ライオンのこころ
レイチェル・ブライト ぶん
ジム・フィールド え
安藤サクラ やく
トゥーヴァージンズ
2021年12月1日発行
定価:本体1500円[税別]
女性の社会進出がまだ途上にあった1970年代、オートバイで世界を巡った女性がいました。自分の目で世界と世界の人々を見つめた女性の旅を描いた絵本です。
パリで暮らすアンヌは「文章を書きたい。いろんな場所に行ってみたい」と思い、1973年のある日、バイクにまたがり世界へ旅立ちました。身につけたものは必要と思われるものだけ。でも、水着やおしゃれな白いドレスもバッグに入れました。
たくさんの国をバイクで走り抜けたアンヌ。「世界は美しかった」「人間はよき人びとだった」と私たちに伝えます。絵本は、アンヌが体験した美しい風景、そしてたくさんの優しい人びととの出会いを描きます。
世界は今、アンヌが旅をした時代と違った様相になっているようです。でも、アンヌの言葉は今でも私たちの心に強く響いてくると思います。(店主)
世界はこんなに美しい
エイミー・ノヴェスキー 文
ジュリー・モースタッド 絵
横山和江 訳
工学図書(山烋のえほん)
2022年10月26日発行
定価(本体2,000円+税)
ねこに向かって「ギューしたいーの」といってお話が始まりますが、ねことの距離はなかなか縮まる気配がありません。
ねこは危険な雰囲気を察知しているのか、目をぱっちり開けて警戒しているようす。あれあれ、ソファーのクッションに隠れてしまいました。
牙を剥いて爪をたて、とても恐い顔を見せたのは近づき過ぎたから? ねこはソファーの下へ避難します。その後は少し落ち着いて、余裕の表情も見せ始めました。
みんな分かっていることだけど、ねこと仲良くなるには、ねこも仲良くしたいと思ってくれないとダメ。そんなことを、あらためて教えてくれる絵本です。(店主)
にゃっ!
クレール・ガラロン 絵と文
一十三十一 訳
北原みのり 解説
アジュマブックス
2022年11月24日発行
定価:[1,980円](本体1,800円+税)
子どものうさぎがパパを探しています。家族に「パパは どこ?」と聞いてまわります。最後はパパを見つけて、抱っこしてもらって一安心。でも、言葉づかいにちょっと変なところがあります。
子うさぎの最初の言葉は「きょうの パパは?」。最後の言葉は「みつけた! パパの いるところ」。今日だけのパパ、なんているの? 子うさぎが探していたのはパパではなく、パパのいる場所だったの?
疑問を感じながら絵本を読み進めても、答えは見当たりません。まるで、絶対的に存在するパパなんていないといっているように思えます。でも、子うさぎを抱きしめてくれるパパは確かにいるのです。
訳者あとがきに答えのヒントらしきものが書いてありました。パパは「きっとどこかで何をしていても、あなたのことを想ってくれているはず。その日その日の、人それぞれの、パパの「いるところ」があるということをこの絵本は教えてくれているように思います」。人はそれぞれ自由に生きられる。そして、そのためにもお互いに尊重し合うことが大事だなと思いました。(店主)
パパはどこ?
クレール・ガラロン 絵と文
依布サラサ 訳
北原みのり 解説
アジュマブックス
2022年11月24日発行
定価:[1,980円](本体1,800円+税)
仕掛け絵本です。ページの端が欠けていたり穴が開いたりしていて、次のページの一部分を思わせぶりに見ることができます。もちろん、思った通りにお話が進むとは限りません。
靴箱に上履きのくつが並びます。その中にいるのが「みーちゃん」と「ひーちゃん」。二人で一つのくつです。
仲良しコンビのくつですが、片方が見当たりません。いなくなったのはみーちゃんです。ひーちゃんは、みーちゃんを探しに出かけます。みーちゃんは次のページに隠れているように見えますが、ひーちゃんはなかなか見つけることができません。
色鮮やかに描かれた絵が楽しい気分を高めます。表情豊かなキャラクターたちの生き生きとしたようすもお楽しみください。(店主)
みーちゃん みつけた
文 真木文絵
絵 石倉ヒロユキ
ひさかたチャイルド
2022年2月発行
定価1,430円(本体1,300円、税10%)
子どもがおとうさんと雪がいっぱいの山にやって来ました。赤いプラスチックのそりを見つけると、おとうさんが「やってみる?」と尋ねます。
子どもはもちろん「ぼく、やってみたい!」。最初はおとうさんが一緒に滑ってくれました。
次は子ども一人で挑戦です。でも、そりが曲がって進んだり、後ろに尻もちをついたり、なかなかうまく行きません。いろいろ工夫して、真っ直ぐ早く滑る方法を探ります。
自分で考えるから、楽しさ、面白さもふくらみます。上手に滑れるようになった子どもの表情はとても晴れやか。読む人も一緒にうれしくなる絵本です。(店主)
ぼくのそりすべり(ちいさなかがくのとも2023年1月号)
よしだるみ さく
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
オニとワニ。発音が似ていることはさておき、とくに意味のない組み合わせだと思います。でも、この絵本を読むと、オニとワニはとても仲良しだということが分かります。
そして、この絵本は俳句絵本です。オニとワニの1年を、俳句を使って描きます。
季節ごとの行事やお楽しみを取り上げ、17字しかない俳句の表現から、オニとワニの広く深い交流の場面が生まれます。お互いを思いやり、信頼し合っているオニとワニの生活が想像できます。
ユーモラスで迫力たっぷりに描いた絵も楽しめます。四季の風景を織り交ぜ、生活する喜びに溢れたオニとワニの姿に心が安らぎます。(店主)
オニとワニ(こどものとも2023年1月号)
ねじめ正一 文
飯野和好 絵
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
おもちを盗んだどろぼうをおまわりさんが追いかけます。くたびれたどろぼうは、おもちでくるまを作り始めました。おまわりさんもくるまを作り始めます。追いかけっこは続きます。
二人はもちを焼く網の上に来てしまいました。さあ大変、「ぷく〜!」とおもちのくるまがふくらんで、ころころ転がり始めます。「こりゃ たまら〜ん!」と真ん丸になったくるまから出てきたふたり。目をまわして、あっちへふらふら、こっちへふらふら。一体どうなるのでしょうか。
読み終わったら、誰もがきっとおもちを食べたくなります。でも大丈夫。お正月を迎える中、おもちはたくさん用意されていることでしょう。(店主)
もちどろぼうとおまわりさん(こどものとも年中向き2023年1月号)
へんみあやか 作
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
面白いナンセンス絵本が登場しました。子どもも大人も楽しめます。
バナナがヒョウのふりをして散歩に出かけるところからお話がスタートします。いきなり始まるのでびっくりする暇もありません。
どこかとぼけたおじさんと追いかけっこが始まります。見た目はヒョウでも、その実体はバナナ。おじさんに皮をむかれるとバナナの中身が出てくるのは当然のこと。でも、いきなりそうなると、やっぱりびっくりします。
最後に驚きべき展開が待っています。きっと何回読んでも面白い絵本になるでしょう。(店主)
さんぽにいったバナナ
すずきけんじ さく
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
のりがテーマの科学絵本です。食べる海苔です。ちょっと地味なテーマのように思いますが、子どもたちは手巻き寿司やのり巻きなど、のりを使った食べ物が大好きです。
表紙の絵はほとんど黒。実際にのりは黒一色に見えますが、光に透かして見ると、緑色の小さい葉が重なっていることが分かります。それに気づいたこの絵本の作者は、何か秘密を発見したみたいで嬉しかったそうです。
のりは海で育つ海藻です。ただ、海であればどこでもよいという訳ではありません。川の水が流れ込み、海の水と川の水が混ざり合うところで育ちます。川の水には山でもらった栄養がたっぷり含まれています。さらに、おひさまの光も大事です。のりは、海、川、山、そして光が揃って美味しく育つのです。
私は東京・大森で生まれ育ちました。大森はかつて、のりの産地として有名でした。子どものころ、近所にのりを手作りする家があり、この絵本に描かれている方法で実際にのりを作っていました。そんな懐かしい思い出と一緒に、この絵本を楽しみました。(店主)
のり(かがくのとも2023年1月号)
佐武絵里子 さく
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
ヘリコプターを詳しく解説する絵本です。盛りだくさんの情報に圧倒されますが、丁寧に描かれた絵を見ているだけでワクワクしてきます。
ヘリコプターが空を飛ぶ仕組みはなかなか複雑です。操縦士(パイロット)はその仕組みを理解し、その上でいろいろな操作を同時にこなしていかなければなりません。
ヘリコプターの操縦士は、目でまわりを確認しながら飛行することが義務付けられているそうです。そのため、天気が悪いときは飛ぶことができません。安定的に運行することが難しく、交通手段として十分に活用されているとはいえません。でも、1つの場所にとどまって飛行するホバリングができることや、離着陸に広い場所を必要としない利点を生かし、救助活動や消防、報道などの分野で活躍していることは、みなさんもご存知の通りです。
最近、見聞きすることが多いドローンは、ヘリコプターの技術の延長線上に生まれてきたものです。未来のヘリコプターは、もしかしたらドローンの発展形になるかもしれないとのこと。それは「空飛ぶクルマ」として私たちの前に登場する可能性もありそうです。
ヘリコプターのしくみ(たくさんのふしぎ2023年1月号)
齋藤茂 文
山本瑞樹 絵
福音館書店
2023年1月1日発行
定価770円(本体700円+税10%)
くわのみ書房はストレート・コーヒーのゲシャ・ナチュラルを提供します。ちょっと特別なコーヒーです。お値段も、ちょっと特別です。
果実味あふれる風味は糖度も高く、ラズベリーの爽やかさと甘さ、そしてジャスミンの軽やかな余韻も楽しめます。コーヒーの鮮烈な味わいをお楽しみください。
コーヒー
ゲシャ・ナチュラル/ゲシャ・ビレッジ in エチオピア
800円
眠いけど、まだまだ寝たくない。そんな子どもの気持ちに沿った絵本です。
ぬいぐるみやおもちゃたちに布団をかけて、おやすみなさいと促す子ども。おかあさんのように振る舞いますが、やがて自分も眠くなってしまいます。
付録の「編集部だより」に書かれていますが、確かに「大胆な試み」で作った絵本だと思います。何しろ文は「ねむねむ ねねん」を繰り返すだけ。この文からイメージを膨らませて絵を描いたようです。
文は歌人の天野慶さん、絵はおーなり由子さん。お二人の息がぴったりあった出来ばえです。
ねむねむ ねねん(こどものとも0.1.2. 2023年1月号)
天野慶 ぶん
おーなり由子 え
福音館書店
2023年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
くわのみ書房は、絵本作家の竹中マユミさんをゲストにお招きして「絵本の茶話会」を開催します。竹中さんは今年10月、「ペティおばさんの台所」(偕成社)を発刊しました。今回の茶話会ではその制作にまつわるお話をたっぷりお聞きします。貴重な原画も見せていただく予定です。
会場は京成大久保駅近くのカフェギャラリー、Art Space Cafe PaPa(アートスペース カフェパパ) です。くわのみ書房の茶話会でも、すっかりお馴染みの会場になりました。華やいだ空間で、美味しいケーキと飲み物をいただきながら、竹中さんとゆっくりおしゃべりも楽しみましょう。絵本のお話に出てくるチョコチップクッキーのお味見も出来るかも…?! (店主)
■ゲスト:竹中マユミさん(絵本作家)
■日 時:2023年2月19日(日)午後2時~4時
■会 場:Art Space Cafe PaPa(アートスペース カフェパパ、https://cafepapa.info)
■参加費:2000円 ※ケーキセット付き
■定 員:10人
〈お問い合わせ・お申し込み〉
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
(SNSでも受け付けます)
今年も工藤直子さんの詩集の「のはらうた」から生まれたカレンダーを販売します。
「のはらうた」の詩の作者は「くどうなおこ と のはらみんな」です。「のはらみんな」は、野原にいる動物や植物、虫、風など、いろいろな連中のことです。「くどうなおこ」さんが代理人を務めます。
版画家のほてはまたかしさんは、のはらうたをもとに1987年から版画を作り始めました。12枚の版画からカレンダーを作ります。カレンダーが5年くらいたまると一冊の書籍が出来ます。それが「版画のはらうた」です。
2023年は卯年です。巻頭では、うさぎふたごが「ピョンはいく」という俳句を披露しています。どの月もみんな楽しいカレンダーになっています。(店主)
2023年カレンダー「のはらうた」
くどうなおこ と のはらみんな 作
ほてはまたかし 版
本体1700円+税
みんな大好きなクリスマス。でも、ねこのトスカは嫌いです。家族は誰もかまってくれないし、何よりトスカは、まだ一度もクリスマスプレゼントをもらったことがないのです。
ある冬の日のことでした。トスカは昼寝もゆっくりできません。どこに行っても邪魔にされるばかり。クリスマスを迎えて、みんな準備で忙しそうです。
外に出されたトスカは、寒くてこごえそう。夜空にまんまるな月が上り、星がきらきら輝いています。やがてシャン、シャン、シャンと鈴の音が聞こえてきました。金色のそりに乗っているのはおひげのおじいさん、そうサンタクロースです!
細密画のような色鮮やかな絵が美しい絵本です。クリスマスの気分を盛り上げてくれます。(店主)
トスカのクリスマス
マシュー・スタージス 文
アン・モーティマー 絵
おびかゆうこ 訳
徳間書店
2022年10月31日発行
定価:[本体1600円]+税
サンタさんが生き生きと動き回り、楽しい気分になれる絵本です。驚いたことに、絵はすべて刺しゅうで描かれています。
サンタさんが羊の毛を刈るところからお話が始まります。「チョキチョキチョキ」。
サンタさんがふわふわの毛で作るのは、はなちゃんのマフラーです。毛を洗って干して、ほぐして紡いで、長い毛糸をたくさん作ります。緑色に染めてマフラーを編み始めます。
サンタさんは長い時間をかけて、そして遠い道のりをかけて、はなちゃんにマフラーを届けます。はなちゃんは幸せですね。「はなちゃん、メリークリスマス」。(店主)
サンタさん
長尾玲子 さく
福音館書店
2020年10月15日発行
定価1,100円(本体1,000円+税10%)
私たちは普段生活する中で、名前の大事さを意識することはほとんどありません。でも、名前は私たち人間が発明した中でもっとも大事なものかもしれません。名前がどんなに大事なものか、この絵本を読んで考えてみましょう。
名前があれば、実物が目の前に無くても、それがどういうものか他人に伝えることができます。名前はその場にないものを簡単に表現できる便利なもの。人は名前を使って、他人が考えることを理解しているのです。
実体が無いものにも名前を付けることができます。名前が付くことで、実体が無くても、他人とそれを共有することができるのです。「喜び」や「怒り」「哀しみ」などの感情がそれに当たります。そのほか、「明日」や「誕生日」「お祝い」「予定」なども、とくに実体がある訳ではありませんが、名前が付くことで私たちは具体的にイメージすることができます。
名前が付くと「無いもの」が「有るもの」に変わってしまうことにはびっくりします。建物の大きさが制限されている地域では、もともと何も無い空間が「空中権」という名前を付けられて取り引き対象にされたりしています。「名前のチカラ」は私たちが思っていたよりもすごいみたいです。(店主)
名前のチカラ
文・絵 クリハラタカシ
ゲスト講師 三土たつお
福音館書店
2022年12月1日発行
定価770円(本体700円+税10%)
子どもたちも使う身近なものを使って「くっつける」と「はなす」仕組みを調べてみた絵本です。その巧みな仕組みに誰もが感嘆するでしょう。
あらためて考えると、私たちはくっつけるとはなすという相反することを、いとも簡単に行っています。簡単でなければ、私たちの生活はかなり煩雑なものになってしまいます。
例えば、ワイシャツを着るときは、右側と左側をくっつけます。脱ぐときは、はなします。くっつけるとはなすが簡単にできるのはボタンがあるから。ボタンは私たちは毎日の着替えを簡単にしてくれます。
でも、ボタンではうまく行かない場合もあります。隙間ができて困ることがあるからです。隙間を作らせないためにはチャックという仕組みがありました。くっつけるとはなすには、そのほかいろいろな仕組みがあり、私たちの生活を便利にしてくれています。(店主)
くっつける はなす
百木一朗 さく
福音館書店
2022年12月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
くわのみ書房の店舗の図柄をあしらったトートバッグが再入荷しました。気軽に使える当店オリジナルのトートバッグです。
イラストは消しゴムはんこで描きました。とてもキュートな仕上がりです。
小さいサイズは絵本の「ぐりとぐら」が余裕を持って入ります。大きいサイズは持ち手が長く、肩掛け利用もできます。
幅広い用途にお使いいただけます。普段使いのサブバッグにぜひどうぞ!(店主)
くわのみ書房オリジナル絵本トートバッグ
縦33cm×横26cm(マチはありません)
本体価格900円(税込990円)
くわのみ書房オリジナル絵本トートバッグ(大)
縦35.5cm、横34.5cm、マチ10cm
本体価格1100円(税込1210円)
絵本から生まれたジグソーパズルやタングラムパズルを販売します。クリスマスプレゼントやお正月のお年玉にいかがでしょう。
林明子さんの3冊セットの絵本『クリスマスの三つのおくりもの』の中の『サンタクロースとれいちゃん』や、『ぞうくんのさんぽ』『からすのパンやさん』『はらぺこあおむし』のイラストを使ったジグソーパズルを揃えました。
タングラムパズルは『はらぺこあおむし』のイラストを使った「はじめての木製タングラムパズル」です。「あそびかたブック」も付いています。
人気の絵本のキャラクターと一緒に遊べます。パズル遊びで絵本の世界をさらに広げましょう。(店主)
林明子クリスマスパズル 本体価格527円(税込580円)
からすのパンやさんピクチャーパズル 本体価格524円(税込576円)
はらぺこあおむしピクチャーパズル 本体価格524円(税込576円)
はらぺこあおむし エリック・カール はじめての木製タングラムパズル 本体価格1800円(税込1980円)
くわのみ書房ではクリスマスに向けた刺しゅうカードを販売します。1枚1枚丁寧に手づくりした刺しゅうカードです。
描かれているのは、サンタクロースやクリスマスツリー、クリスマスキャンドルなど。それぞれ同じものはない、1枚だけのカードです。
ちょっと特別なクリスマスカードになります。大切な人にクリスマスのメッセージを届けましょう。
そのまま飾っても素敵なカードです。写真で紹介するカード以外にもたくさん用意しました。(店主)
手づくり刺しゅうカード
550円(税込)
カフェメニューの価格を4月1日から変更します。コーヒー豆やお菓子などの仕入れ価格の値上がりに伴い、当店の価格も値上げすることにしました。よろしくお願いいたします。(店主) #くわのみ書房