科学者のおじいさんが二人の孫を連れて冒険の旅に出かけます。行先は地球の中。どんなことが待っているのでしょう。
旅の乗り物は合成ダイヤモンドで作られた潜水艇の「ダイヤモンド号」。まず海に潜り、日本海溝という深い海の底をめざします。
日本海溝は、地球の表面に浮かぶプレート同士が重なっている割れ目に相当します。この割れ目から沈み込んでいくプレートにくっついていけば、地球の中に入れるというお話の仕立てです。でも、プレートが動くのは1年間にわずか数センチくらい。なかなか進むことができません。そこでおじいさんは、時間を早送りするタイムマシンをスイッチ・オン! 3人は誰も見たことのない地底の世界を巡ります。
多くの人がおそらく真っ暗だろうと思いがちな地球の中が、実は光り輝く明るい世界であったなど、知らないことばかりでとても興味深い内容。最新の研究成果をもとに描いた、マンガ仕立てのとても読みやすい絵本です。(店主)
地球の中に、潜っていくと…(たくさんのふしぎ2019年12月号)
入舩徹男 文
関口シュン 絵
福音館書店
2019年12月1日発行
本体700円+税
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