この絵本の作者の笠野裕一さんは自慢の箱を持っているそうです。茶箱と言われている、木でできた箱です。もともとお茶を入れるための箱で、湿っぽくならないようにトタンが内側に貼られ、密閉性があります。笠野さんは大切な絵の道具をここに保管しているそうです。
私も箱が大好きです。雑多なものを整理するのにとても便利だからです。木でできた箱はとても丈夫です。私は使いやすい大きさの箱で自分で作るようにしています。
子どもも箱が大好きです。入れそうな大きさの箱なら、必ずといってよいほど、中に入ろうとします。子どもたちは箱の中で、どんな楽しいことを想像しているのでしょうか。
この絵本では、箱を見つけた動物たちが、理由もなくどんどんその中に入ろうとします。でも子どもたちにはきっと、動物たちの気持ちがよくわかっているはずです。(店主)
ちいさなはこ(こどものとも0.1.2. 2019年12月号)
笠野裕一 さく
福音館書店
2019年12月1日発行
本体400円+税
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