一味違うクリスマスカードはいかがですか。手づくりで一つひとつ丹念に仕上げた刺しゅうのカードです。クリスマスツリーやキャンドル、プレゼントを入れる靴下など、クリスマスにちなむ題材を刺しゅうで描きました。プレゼントに添えて、あるいはカードだけでも、大切な人にメッセージを添えてお届けしましょう。
ブログの説明
絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。
絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!
2016年11月30日水曜日
2016年11月27日日曜日
ジグソーパズルが入荷しました!
お馴染みの絵本作家によるジグゾーパズルが入荷しました。「林明子クリスマスパズル」は「クリスマスの三つのおくりもの」から、破れた袋を繕うサンタさんの絵をピックアップ。おもちゃに埋もれたれいちゃんがサンタさんを見上げています。ぐりとぐらが大勢のお友だちと一緒に野外でティーパーティを楽しんでいるのは「ぐりとぐらのピクニックパズル」。「パズルきんぎょがにげた」は同じような姿のきんぎょがたくさん描かれ、ピースを選ぶのがむずかしそうです。そのほか、「ぞうくんのさんぽパズル」「わにわにぱずる」もあります。お好きなキャラクターでお遊びください。五味太郎さんによる「あおいやねのおうちをとおらず うまくゆけるかな」は迷路遊びも楽しめます。
2016年11月25日金曜日
【本の紹介】ちいさなゆきかきブルドーザー プラウくん
ちいさなゆきかきブルドーザー プラウくん
岩崎書店
本体1380円+税
ローラ・カーラー ぶん
ジェイク・パーカー え
福本友美子 やく
町の道路管理部に小型の雪かきブルドーザーが新しく入りました。腕の先に雪かきをするためのプラウを付けています。大型のトラックたちは「ずいぶんとちいさいプラウくんだな」と言いました。
春には小川の泥すくい、夏にはパレードの後片付け、秋には落ち葉集め。プラウくんは一生懸命働きます。そして、冬が来ると、雪かきの仕事に向けてトレーニングを始めました。でも、道路管理部の大型の車たちはプラウくんのことを当てにしていないみたいです。
大吹雪の日、プラウくんが出動します。通りの雪かきをしますが、次から次に降って来る雪にプラウくんもお手上げです。ダンプカーが助けに出かけました。でも、雪崩があってダンプカーは埋まってしまいます。プラウくんはダンプカーを救い出すことができるのでしょうか。
お話はテンポよく進みます。小さくても頑張って働くプラウくんに誰もが共感できるでしょう。可愛らしく描かれたプラウくんは人気者になりそうです。
お話はテンポよく進みます。小さくても頑張って働くプラウくんに誰もが共感できるでしょう。可愛らしく描かれたプラウくんは人気者になりそうです。
2016年11月24日木曜日
「暮らしの手帖85 12-1月号」が入荷しました!
「暮らしの手帖85 12-1月号」が入荷しました。絵本作家のあべ弘士さんが随筆を寄稿しています。「はなさない話」というとんち問答のようなお題です。あべさんはご自宅で薪ストーブをお使いのようです。薪は「原木を調達してチェーンソーで切って、マサカリで割って、積んで」準備します。たいへんそうだけど、楽しいそうです。随筆の後半で、旭山動物園で飼育係をしていたころのお話が出てきます。これもまた、楽しかったそうです。フクロウを逃してしまった失敗談が語られます。オチは読んでからのお楽しみ。随筆の挿絵は酒井駒子さんが担当されています。料理の特集では、シチューの作り方が紹介されています。寒い時期に熱々のシチュー。写真を見ても美味しそうです。どうぞ手に取ってご覧ください。
2016年11月23日水曜日
【本の紹介】おばあちゃんとバスにのって
おばあちゃんとバスにのって
鈴木出版
本体1500円+税
マット・デ・ラ・ペーニャ 作
クリチスチャン・ロビンソン 絵
石津ちひろ 訳
ジェイのおばあちゃんはとても不思議です。素敵なものを、いつもジェイより先に見つけてしまうからです。
ジェイとおばあちゃんがバスに乗ってやってきたのは、「がたがたのみちやこわれたドア、らくがきだらけのまどや、いたをうちつけたみせなど」で汚く見える街。ジェイが「いやだなあ」というと、空を指差して建物の上にかかる虹が見えることを教えてくれました。
そんな街にある「ボランティアしょくどう」で、ジェイとおばあちゃんは食事のお手伝いをします。ボランティアしょくどうは、家のない人や食べ物に困っている人たちに無料で暖かい食事を振る舞う施設です。アメリカでは「スープ・キッチン」と呼ばれているそうです。ボランティアしょくどうには、すでに恵まれない人たちがたくさん集まっていました。始めは来ることをいやがっていたジェイも、知っている人をみつけて「ぼくやっぱり、きてよかった」と喜んでいます。
ジェイが乗ってきたバスにはギターを持って歌う人がいました。その人の歌を聴きながら、ジェイは「おんがくのまほう」を感じることができました。ジェイはおんがくのまほうで心が豊かになり、他の人たちを愛せるようになったのだと思います。バスに乗ったのは、おばあちゃんが「バスのほうがたのしいじゃない?」といったから。おばあちゃんは素敵なものを見つけるのが本当に得意です。やっぱり不思議なおばあちゃんですね。
ジェイが乗ってきたバスにはギターを持って歌う人がいました。その人の歌を聴きながら、ジェイは「おんがくのまほう」を感じることができました。ジェイはおんがくのまほうで心が豊かになり、他の人たちを愛せるようになったのだと思います。バスに乗ったのは、おばあちゃんが「バスのほうがたのしいじゃない?」といったから。おばあちゃんは素敵なものを見つけるのが本当に得意です。やっぱり不思議なおばあちゃんですね。
2016年11月20日日曜日
【本の紹介】とうだい
とうだい
福音館書店
本体1300円+税
斉藤倫 文
小池アミイゴ 絵
岬に新しい灯台ができました。夜になったら、灯りをくるくる、海をぴかぴか。灯台の光は、船が航行するときの目印になります。
灯台が海を眺めていると、いろいろなものが見えてきます。にぎやかな客船や魚を捕まえて運ぶ漁船、いっぱいの荷物を積んだ貨物船。魚の群れやくじらも見えます。みんな、知らないどこかから来て、知らないどこかに行ってしまいます。
初めての冬、渡り鳥がよその国の話をしてくれました。でも、春が来ると北に帰ってしまいました。灯台は思いました。「ああそうか ぼくはどこにもいけないんだ」
また夏が来て、秋が来て、そして2度目の冬が来ました。灯台はいつでも「くる くる ぴか ぴか」。でも、恐ろしい嵐になった夜、灯台は自分の役目をしっかり果たします。渡り鳥たちもそんな灯台を頼もしく思っているようです。
灯台が愛くるしいキャラクターになって登場します。お話はテンポよく進み、絵も押し付けがましいところを感じさせず、気持ちよく読むことができます。
灯台が愛くるしいキャラクターになって登場します。お話はテンポよく進み、絵も押し付けがましいところを感じさせず、気持ちよく読むことができます。
2016年11月19日土曜日
【本の紹介】すきになったら
すきになったら
ブロンズ新社
本体1400円
本体1400円
ヒグチユウコ
人を好きになったらどうなるのでしょう。その人のことをもっと知りたくなるし、自分のことも知ってほしくなる。一緒に笑いたいし、悲しみも共有したい。
人を好きになったら、その人のことばで世界が輝いて見えてくる。心が暖かくなる。
この絵本の主人公はまだ幼く見える女の子です。好きになった相手は、なんとワニ。不思議な絵にあわせて、恋をしたときに誰もが経験した気持ちが素直に語られます。
エロチックな雰囲気に怯んでしまうかもしれません。でも、リアルに描かれたワニからは穏やかな人柄(ワニ柄?)も感じられます。繰り返し眺めてみたくなる絵本です。
エロチックな雰囲気に怯んでしまうかもしれません。でも、リアルに描かれたワニからは穏やかな人柄(ワニ柄?)も感じられます。繰り返し眺めてみたくなる絵本です。
2016年11月17日木曜日
【本の紹介】カリブーの足音 ソリの旅
カリブーの足音 ソリの旅
たくさんのふしぎ2016年12月号
福音館書店
本体667円+税
大竹英洋文・写真
タイトルになっている「カリブー」とは、インターネットで調べるとトナカイのことのようです。この写真絵本は北アメリカ大陸の北に広がる森と湖の世界を旅するようすを紹介しています。作者たちは最後に、カリブーの群れに出会うことができます。
旅をするのはノーズウッズと呼ばれる、カナダとアメリカをまたがる広大な地域。友達のウェインが一緒です。ウェインは大工をしながら、40年以上もノースウッズに親しんできました。冬のノースウッズも、何回も旅したことがあります。
でも、小型の飛行機で森の奥深くに出かけるのは、ウェインも初めて。この旅のために新しいそりをつくるなど、準備万端整えました。滑走路もないところに飛行機は着陸します。そこは凍って広い雪原になった湖の上でした。
湖の氷に穴を開けて釣った魚が、すぐに凍りついてしまうような寒さの厳しい世界です。動物を見かけることもほとんどありません。それでも確かに命は息づいています。冬のノースウッズは私たちに何を教えてくれるのでしょう。
湖の氷に穴を開けて釣った魚が、すぐに凍りついてしまうような寒さの厳しい世界です。動物を見かけることもほとんどありません。それでも確かに命は息づいています。冬のノースウッズは私たちに何を教えてくれるのでしょう。
2016年11月16日水曜日
豆が変わったストレートコーヒーをお楽しみください!
くわのみ書房では定番のブレンドコーヒーのほか、ストレートコーヒーを提供しています。今、お楽しみいただけるストレートコーヒーはエチオピアのモカ・ハマです。産地はエチオピアのイルガチェフェの中のハマと呼ばれる地域です。滑らかな口当たり、そしてレモンのような柑橘系のさわやかな味わいが特長です。透明感のある余韻もお楽しみください。
2016年11月13日日曜日
【本の紹介】おっととっと
おっととっと
こどものとも0.1.2 2016年12月号
福音館書店
柿木原政広
本体389円+税
積み木は子どもたちにお馴染みのおもちゃです。その積み木がこの絵本の主人公です。
子供たちはいろいろな形の積み木を積み重ねて、思い思いの造形を作ります。この絵本では積み木を人の顔に見立て、配置を変えることで生じる表情の変化を楽しみます。
文は、わざと読みづらいように作ったそうです。読み慣れてくるとお囃子のようなリズムがあることに気づき、なめらかに読めるようになるでしょう。何回も読んで、スムーズに読めるようになるプロセスも楽しめます。
積み木遊びの幅を広げるヒントにもなりそうです。想像力を駆使して積み木からヒーローを作り上げ、それぞれの物語を語ってみてはいかがでしょう。
2016年11月12日土曜日
注文した本が入荷しました!
注文した本が入荷しました。これまでにお買い上げいただいた本を補充したほか、新たに仕入れた本もあります。恐竜えほんの「たたかう恐竜たち」シリーズから、「恐竜トリケラトプスの大逆襲」を初めて仕入れてみました。「ひろった・あつめた ぼくのドングリ図鑑」の著者は盛口満さんです。先日、同じ著者の「ドングリの謎(ちくま文庫)」を面白く読ませていただいたばかりです。冬にぴったりの「ちいさなゆきかきブルトーザー プラウくん」は新刊です。入荷した本を書架に並べる作業は、いつもとても楽しい。みなさま、どうぞ手に取ってご覧ください。
2016年11月11日金曜日
【テーマコーナー】赤羽末吉の絵本
嘘は描かない。赤羽末吉氏が絵を描くときにいつも心がけていたことの一つです。
モンゴルが舞台の「スーホの白い馬」でも、その姿勢は徹底されています。日本が行なった戦争が1945年に終わり、当時中国で暮らしていた赤羽末吉が1947年に帰国する際に持ち帰った写真を見ても、その姿勢をうかがい知ることができます。
子どもたちは赤羽末吉の絵からリアリティを見出し、魅力を感じたのだと思います。日本や中国の民話などに基づく絵本を手がけたときも資料を徹底的に調べ、ときには現地取材まで行なって嘘のない絵にするよう努めました。
多くの絵本を残した赤羽末吉は1980年、日本人として初めて国際アンデルセン賞画家賞を受賞しました。本棚から赤羽末吉が手がけた絵本の一部をピックアップしました。どうぞ手に取ってご覧ください。
*「赤羽末吉・中国とモンゴルの大地」展が2016年11月9日(水)から2017年1月15日(日)まで、ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)で開催されています。
*「赤羽末吉・中国とモンゴルの大地」展が2016年11月9日(水)から2017年1月15日(日)まで、ちひろ美術館・東京(東京都練馬区)で開催されています。
2016年11月10日木曜日
福音館書店の月刊誌12月号が入荷しました!
福音館書店の月刊誌12月号が入荷済みです。「こどものとも0.1.2」は積み木が主役の「おっととっと」。少し読みづらそうに作った文は、読み慣れてくるとリズミカルになります。声に出して楽しみましょう。
紙人形が登場する「こどものとも年少版」のタイトルは「かみっこさん」。紙の着せ替え人形のかみっこさんが、おもちゃのおきあがりこぼしやキューピーと一緒にかくれんぼをして遊びます。見返しにかみっこさんと着せ替えの服が線画で描かれています。コピーをとって色を塗り、切り抜いて楽しむことができます。
「こどものとも年中向き」のタイトルは「ゆきのひのアイスクリーム」。雪の日、ふゆちゃんはゆきだるまとゆきうさぎとアイスクリームをつくります。上手にできるでしょうか。「こどものとも」は「きしゃのゆ」。汽車のお風呂屋さんを描いた不思議な世界が広がります。
そのほか、「ちいさなかがくのとも」は数字の100を目に見えるように積み木や金魚で表現した「100」、「かがくのとも」は「さんぽみちのオナモミ」、「たくさんのふしぎ」は北米のノースウッズをそりで旅するようすを写真で伝える「カリブーの足音 ソリの旅」です。どうぞ手に取ってご覧ください。
そのほか、「ちいさなかがくのとも」は数字の100を目に見えるように積み木や金魚で表現した「100」、「かがくのとも」は「さんぽみちのオナモミ」、「たくさんのふしぎ」は北米のノースウッズをそりで旅するようすを写真で伝える「カリブーの足音 ソリの旅」です。どうぞ手に取ってご覧ください。
2016年11月9日水曜日
【本の紹介】みどりのトカゲとあかいながしかく
みどりのトカゲとあかいながしかく
徳間書店
本体1600円+税
スティーブ・アントニー 作・絵
由上恭太 訳
たいせつなメッセージをシンプルに伝える絵本です。戦争をしないためにすべきことは、みんなで話し合って一緒に仲良く暮らすことを決める。実はとても簡単なことです。
戦っているのは「みどりのトカゲ」と「あかいながしかく」。お互いに一歩も引きません。「なんのためにたたかっているの?」と問いかけた1匹のみどりのトカゲはあっさり潰され、それをきっかけに戦いはいっそう激しくなりました。
疲れ果てるまで戦った後、1つのあかいしかくが「たたかいはもう、うんざりだ!」と言いました。そして、みどりのトカゲとあかいながしかくは「いっしょうけんめい」話し合うことを始めます。
私たちはこれまで多くの戦争を重ねてきました。「いっしょになかよくくらすこと」を決めたみどりのトカゲとあかいながしかくの姿に、私たちの社会が重なることを願ってやみません。
2016年11月5日土曜日
2016年11月2日水曜日
【本の紹介】しげちゃんとじりつさん
しげちゃんとじりつさん
金の星社
室井滋・作
長谷川義史・絵
しげちゃんは小学生になったばかりの女の子です。おばあちゃんに甘えてばかりのしげちゃんは夏休み前の成績表に「自立を!」と書かれてしまいました。でも、しげちゃんは“自立”が何のことかわかりません。「“さか立ち”のことかなぁ?」なんて言っています。
おかあさんからは一人で寝るようにきつく言われてしまいました。「きょうからバアちゃんといっしょにねるのきんし!」です。一人で寝ていると、外は雨がシトシトで寝苦しい。真っ暗は怖いから小さな電気を一つだけ付けると、天井にたちまち現れた二つの目。「ひょっとしたらあれが自立さん?」
天井は目だらけになってしまい、いっぱいの自立さんたちがしげちゃんをにらんでいます。こわくなったしげちゃんはおばあちゃんのところまで走ります。
少しずつ成長するしげちゃんのようすがユーモラスに描かれています。くわのみ書房の近くには小学校があり、子どもたちが毎日のように店の前を通ります。春から夏、そして秋になり、子どもたちも成長しているようすがわかります。一人ひとりの子どもに、しげちゃんのように寄り添う大人がいることを祈ります。
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