荒唐無稽なストーリーの絵本です。どろぼうが絵の中と外を自由に行き来します。
どろぼうが隠れ場所に選んだのは絵の中でした。ここなら誰にも見つからないと思ったどろぼうは、そのまま眠り込んでしまいます。
その後も、テンポよくお話が進みます。モノクロの絵はダイナミックな構図で、読む人の目を引き付けます。お話と絵がバランスよく調和し、リアリティのある不思議な絵本の世界を生み出しています。
絵はいろいろな人の手に渡りますが、どろぼうはいつも一緒。絵を抜け出したり、また入り込んだり、好き放題ですが、最後は…。この面白いお話を書いた友部正人さんは長い間活躍するシンガーソングライターです。(店主)
絵の中のどろぼう
文・友部正人
絵・シズキコージ
架空社
2025年1月発行
定価(本体1500円+税)

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