三つのお話がつながった絵本です。最初は、おばあちゃんと男の子のお話。おばあちゃんは男の子に、小さな一粒の命を上手に育てる知恵を贈ります。
二つめは、おとうさんと女の子のお話。おとうさんは女の子にいろいろなものを贈ります。でも、いちばん素敵な贈り物は小さな命を上手に育てる知恵でした。
三つめは、おかあさんと男の子のお話です。男の子がおかあさんと一緒に植えたのは、たくさんのどんぐり。小さな一粒の命だったどんぐりは大きな木に育ち、やがて深い森になりました。
人と人、そして人と自然との交流が居心地のよい場所をつくります。それは大切な贈り物。色彩豊かな絵が幸せな気持ちを表現します。最後のページから、もう四つめのお話も始まっているようです。(店主)
ひとつぶの おくりもの
マーシー・キャンベル 文
フレンチ・サンナ 絵
なかがわちひろ 訳
あかつき教育図書
2024年1月30日発行
定価1,980円(本体1,800円)
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