絵本の見返しからお話が始まります。子どもとおばあちゃんとお出かけします。二人とも、とても華やいだ装いです。
別の二人連れと一緒になりました。こちらもおしゃれな服を着た子どもとおばあちゃん。最初の子どもはジュリアン、もう一人の子どもはマリソルです。4人は結婚式に参加するようです。
結婚式の主役は二人の花嫁たち。女性同士の結婚です。キスをする二人の花嫁を、ジュリアンとマリソルが祝福します。でもパーティの席は、子どもたちにとってはとても退屈。「ねえ、ぬけだしちゃおう」とマリソルがささやきます。さて、その後の顛末は…。
LGBTQを自然な姿として受け入れている世界が気負うことなく描かれています。美しい絵がその世界を、よりいっそう魅力的にしていると思います。姉妹編の『ジュリアンはマーメイド』(サウザンブックス社)も一緒にお楽しみください。(店主)
ジュリアンとウエディング
ジェシカ・ラブ 作
横山和枝 訳
サウザンブックス社
2024年11月20日発行
定価 本体1,800円+税
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