読めばラップのこの絵本。観ればポップでおしゃれだよ。
夜中の公園、怖くない。お仲間集まり、楽しそう。
ぱちりと目を開けオバケかな。飛んだり跳ねたり大騒ぎ。
差し込む太陽、夜が明けた。さよならさよなら、朝が来た。
君もお出でよ、この公園。誰も知らない、この公園。(店主)
よなかのこうえん(こどものとも2024年8月号)
環ROY ぶん
MISSISSIPPI え
福音館書店
2024年8月1日発行
定価460円(本体418円+税)
読めばラップのこの絵本。観ればポップでおしゃれだよ。
夜中の公園、怖くない。お仲間集まり、楽しそう。
ぱちりと目を開けオバケかな。飛んだり跳ねたり大騒ぎ。
差し込む太陽、夜が明けた。さよならさよなら、朝が来た。
君もお出でよ、この公園。誰も知らない、この公園。(店主)
よなかのこうえん(こどものとも2024年8月号)
環ROY ぶん
MISSISSIPPI え
福音館書店
2024年8月1日発行
定価460円(本体418円+税)
セミは子どもたちにとって身近な昆虫です。種類もいろいろですが、ヒグラシはその特徴的な鳴き声で存在感があります。
日が暮れるころに鳴くからヒグラシ。大人っぽい名前です。
日暮に聞こえてくるからでしょうか。「かなかなかな」という鳴き声は少し物悲しさも感じさせます。
この絵本にヒグラシは描かれているのですが、子どもがその姿を見ることはありません。でも、子どもはその鳴き声からその存在を感じ取り、ヒグラシを通じて世界を見る目を広げていきます。(店主)
ひぐらし(ちいさなかがくのとも2024年8月号)
澤口たまみ ぶん
城芽ハヤト え
福音館書店
2024年8月1日発行
定価460円(本体418円+税)
今回取り上げる絵本は『ハリス・バーディックの謎』(河出書房新社)です。初版発行は1990年11月。その後、新装版が2015年7月に発刊されました。この会ではすっかりお馴染みになったクリス・ヴァン・オールズバーグの作品ですが、その中でも一風変わった内容です。飲み物とお菓子付きの会です。お気軽にご参加ください。
■読む本:『ハリス・バーディックの謎』(クリス・ヴァン・オールズバーグ絵と文、村上春樹訳、河出書房新社)
■日 時:2024年8月9日(金)午後6時~7時
■会 場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定 員:4人
〈お問い合わせ・お申し込み〉くわのみ書房
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
(Facebook、Instagramでも受け付けます)
くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.12」を開催します。くわのみ書房のスタッフが「子どもに語る グリムの昔話」シリーズ(こぐま社)の中から選んだお話を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人もきっと楽しめます。どなたもお気軽にご参加ください。
■日 時:2024年8月7日(水)午後5時~5時30分
■会 場:くわのみ書房
■対 象:子どもと大人
■参加費:無料
※事前のお申し込みは不要です。
〈お問い合わせ〉くわのみ書房
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
(Facebook、Instagramでも受け付けます)
くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.12」を7月12日(金)に開催しました。定員いっぱいの4人の方にご参加いただきました。
当日取り上げた絵本は『2ひきのいけないアリ』(あすなろ書房)。この作品は1989年にほるぷ出版から、木島始の翻訳で『くいしんぼうのあり』として出版されていました。当日、参加者のお一人が木島訳を持参して来られ、図らずも新旧2冊の読み比べが実現。とても興味深い内容の会になりました。
ちょっとびっくりしてワクワクしてくるお話の絵本です。空想のお話は子どもも大人も楽しめます。
動物の仲間たちがくつろいでいると、しろくまさんが絨毯を持ってやって来ました。広げてみると真っ白な絨毯。なんと、そこには雪が降り始めました。涼しそう!
裏返すと、青い絨毯になりました。雪は止んでお日さまがギラギラ。絨毯はプールになって、みんなで泳いだり、ボートにだって乗れますよ。しろくまさんが足をバタバタさせると、大波が起こって、まるで海みたいです。
楽しく遊んだ後で食べるおやつは、とても美味しそう。しろくまさんの不思議な絨毯に、動物たちは大満足でした。(店主)
なつのふしぎなじゅうたん(こどものとも年少版2024年8月号)
はらだそのこ さく
福音館書店
2024年8月1日発行
定価460円(本体418円+税)
安心して「ただいま」と戻れるところを持っている子どもたちは、とても幸せです。その幸せを何度も噛み締める絵本です。
りんごがお散歩をしています。「ころころ ころころ」と転がって、「ころん」と止まったところで「ただいまー」。待っていてくれたのは、おかあさんかな、おとうさんかな。
続いてみかんがお散歩から帰ります。さらに、たまご、すいか、そしておにぎりまで、「ころころ ただいま」を繰り返します。子どもたちはいろいろでも、無事帰ったあとは、みんな安心してニコニコしています。
子どもたちが安心して帰れるところがある。そんな当たり前の幸せを大切にしましょう。(店主)
ころころ ただいま(こどものとも0.1.2. 2024年8月号)
古内ヨシ
福音館書店
2024年8月1日発行
定価460円(本体418円+税)
鳥取砂丘を紹介する写真絵本です。刻々と変化する砂丘のようすを伝えます。
鳥取砂丘は、文字通り「砂でできた丘」。山の岩石が風化して砂となり、川を流れて海に出た後、波によって海岸に打ち上げられ、さらに風で内陸に運ばれて今の形になりました。
鳥取砂丘は風がつくった砂の丘です。鳥取砂丘には一年中、風が吹いています。その風が砂を動かし、いろいろな模様の絵を描きます。その絵は絶えず変化し、同じように見えても決して同じ絵にはなりません。
鳥取砂丘は乾燥した場所にある砂漠とは異なり、年間を通じて雨が降り、冬には雪も積もります。鳥取砂丘には動物たちもやってきます。昆虫や植物も生きています。こうした自然のあり方が、鳥取砂丘をよりいっそう魅力あるものにしています。(店主)
風が描く絵 鳥取砂丘(たくさんのふしぎ2024年7月号)
水本俊也 文・写真
福音館書店
2024年7月1日発行
定価810円(本体736円+税10%)
海に浮いて波に流れている海藻を「流れ藻(ながれも)」というそうです。ながれもは、ただ波間に漂うだけの存在ではありません。そこで繰り広げられる生命の営みを、この絵本を通じて知ることができます。
浅い海の底の岩に海藻が生えています。夏の初め、強い風が吹き、大きな波ができて海藻をちぎってしまいます。浮袋が付いている海藻は沈むことなく、海に流されていきます。これが、ながれもです。
小さな魚たちが、ながれもと一緒にいるようになります。ながれもは、魚たちを守るお家のような存在でしょうか。一方で、ながれものまわりには、その小さな魚を一口で食べてしまう大きな魚もやって来ます。大きな海に比べれば、ながれもが営む世界は小さなものかもしれません。でも、そこはとてもダイナミックな世界のように思えます。
やがて、ながれもは葉や浮袋を失い、茎だけのようになって砂浜に打ち上げられます。私たちが見つけるのは旅を終えたながれもだけ。この絵本は、私たちが見ることのない「ながれものたび」を想像するきっかけになるでしょう。(店主)
ながれものたび(かがくのとも2024年7月号)
浅井ミノル ぶん
成広のり子 え
福音館書店
2024年7月1日発行
定価460円(本体418円+税)
カフェメニューの価格を4月1日から変更します。コーヒー豆やお菓子などの仕入れ価格の値上がりに伴い、当店の価格も値上げすることにしました。よろしくお願いいたします。(店主) #くわのみ書房