この絵本の作者は北海道に住んでいます。日々の暮らしの中で、作者は野生動物と出会うことが少なくないようです。とくに作者の心を揺さぶったのがエゾシカでした。
ある秋の日のこと。車で家に戻る途中の道で、エゾシカと遭遇します。立派な角を持った、大きなオスのエゾシカでした。
頭の上に大きな木の枝を乗せているように見えたそうです。エゾシカと作者は、互いにそれぞれをじーっと見つめ合わせます。エゾシカが作者の心を鷲掴みにしたようすが目に浮かびます。
春、夏、秋、冬のエゾシカを愛情深く描いた絵本です。驚いたことに、角は毎年生え替わるそうです。(店主)
エゾシカ(こどものとも2024年11月号)
えとぶん MAYA MAXX
福音館書店
2024年11月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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