つかさおさむ絵
童心社
昔々の物語です。あやという娘と馬の三郎をめぐる不思議なお話です。
あやは、ある村の長者の娘です。美しくやさしい娘に育ったあやが15歳のとき、母親が亡くなりました。泣いてばかりいたあやのところにきたのは、歩き始めたばかりの一頭の子馬。「おめもかかさまとわかれてさみしいべ」とあやは言い、三郎と名付けられた子馬を大切に育てました。
あやは大きく立派に育った三郎といつも一緒。結婚してお婿さんをもらうこともいやだと言います。困った父親は三郎を売ってしまいました。別れ別れになったあやと三郎ですが、夢の中で再会を果たします。でも、その幸せも、いつまでも続きません。あやと三郎が再び一緒に暮らせる日々は来るのでしょうか。
民話を題材に創作した「創作民話」の絵本です。コンピュータグラフィックスで描かれたという透明感のある美しい絵を通じて、幻想的な世界に引き込まれてしまうでしょう。
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