岩崎書店
サイモン・ジェームズ=さく
福本友美子=やく
季節は秋。冬は間近です。公園の大きな木は、すでにほとんどの葉が落ちています。よく見ると、枝の上に小鳥の巣があります。巣の中に子どもの小鳥、そして親鳥もそばにいます。
多くの鳥たちが暖かい南の国に向います。それを見ながら親子の小鳥たちが話を始めます。子どものジョージにママが言いました。「ジョージもとぶれんしゅうをしようね」。でもジョージはうまくできません。それに、空を飛ぶことはまだ怖いのです。
ママに虫をおねだりしたジョージが一人で待っていると、突然強い風が吹き始めました。ジョージの巣が吹き飛ばれ、木の枝から落ちていきます。さあ、たいへん。まだジョージは飛ぶことができないのに、これからどうなってしまうのでしょう。
ドキドキしながら読み進めて行ける絵本です。街を空中散歩しているみたいで、とても楽しい。軽いタッチで描かれた小鳥たちにも親しみを感じます。
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