この絵本には多くの女性が登場します。線画で描かれた女性たちから生きる喜びが感じられます。みんな、「これからの女」です。
これからの女は、「家のことだけでほかのことはしない、なんてことはない」。そして、「女はただ美しければいいってわけじゃなくて、賢くもなくちゃ、ってこと」。
でも、この絵本の作者のサンギータ・ヨギさんは決して恵まれた環境にいる訳ではないようです。インドで暮らす作者は幼いうちに結婚しなければならず、大家族の労働者の家へ嫁に入りました。そうした中でも、作者は踊ったり絵を描いたり、自分を表現する行為を諦めません。
この絵本の文章は、作者のインタビューをもとにまとめられたものです。それは、絵に描かれた自由で溌剌とした女たちとは別の世界があることをうかがわせます。それでも、これからの女に「わたしは なれる」という作者の強い思いが私たちの心に響きます。(店主)
わたしは なれる
作 サンギータ・ヨギ
訳 小林エリカ
green seed books
2025年2月1日発行
定価:本体3,600円+税

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