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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2024年10月28日月曜日

【ご案内】児童文学作家の田村理江さん、編集者の山田裕子さんと茶話会を開催します!



『窓の向こう、その先に』(岩崎書店)2024年11月発刊

作家と編集者に聞く児童文学作品の誕生ストーリー


 くわのみ書房は「子どもの本の茶話会」を開催します。児童文学作家の田村理江さんをゲストにお招きします。

 これまで数多くの作品を生み出してきた田村さん。最新作の『窓の向こう、その先に』が今年2024年11月、岩崎書店から出版される予定です。また今回の茶話会には、岩崎書店で本書の編集を担当された山田裕子さんにもゲストでご参加いただきます。

 作家は文学作品をどのように生み出しているのか。『窓の向こう、その先に』に込めた思いを、作家の田村さんご本人から直接お話いただきます。また、文学作品を世に送り出すために欠かせない存在が編集者です。作家と一体になってその制作に当たる編集者の思いを山田さんからお聞きします。一つの児童文学作品が完成するまでのプロセスを作家と編集者が語り合う貴重な機会です。

 会場は京成大久保駅近くのカフェギャラリー、Art Space Cafe PaPa(アートスペース カフェパパ) です。美味しいケーキと飲み物をいただきながら、田村さん、山田さんと楽しい懇談のひとときも楽しめます。どうぞお気軽にご参加ください。(店主)


■ゲスト:田村理江さん(児童文学作家)・山田裕子さん(岩崎書店編集者)

■日 時:2024年12月1日(日)午後2時~4時

■会 場:Art Space Cafe PaPa(アートスペース カフェパパ、https://cafepapa.info)

■参加費:2000円 ※ケーキ・飲み物付き

■定 員:10人


〈お問い合わせ・お申し込み〉

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(SNSでも受け付けます)

2024年10月25日金曜日

【本の紹介】エゾシカ(こどものとも2024年11月号)



 この絵本の作者は北海道に住んでいます。日々の暮らしの中で、作者は野生動物と出会うことが少なくないようです。とくに作者の心を揺さぶったのがエゾシカでした。

 ある秋の日のこと。車で家に戻る途中の道で、エゾシカと遭遇します。立派な角を持った、大きなオスのエゾシカでした。

 頭の上に大きな木の枝を乗せているように見えたそうです。エゾシカと作者は、互いにそれぞれをじーっと見つめ合わせます。エゾシカが作者の心を鷲掴みにしたようすが目に浮かびます。

 春、夏、秋、冬のエゾシカを愛情深く描いた絵本です。驚いたことに、角は毎年生え替わるそうです。(店主)


エゾシカ(こどものとも2024年11月号)

えとぶん MAYA MAXX


福音館書店

2024年11月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2024年10月24日木曜日

【本の紹介】ぼとぼと おっこちた(こどものとも0.1.2. 2024年11月号)



 柿の実が地面に落ちるとき、どんな音がするのでしょう。きっと熟して柔らかくなっているだろうから、「ぼてっ」とか「ぼとっ」という音になるのでしょうか。

 果実が自然に木から落ちる場面と遭遇することは、あまりないと思います。だから想像力を発揮して思い描く余地が生まれます。

 あんなにたくさん落ちているどんぐりだって、実際に落ちる瞬間を見たことはありません。でも、どんぐり拾いをしている最中に、頭に「こっつんこ」と落ちてくることは、あってもおかしくないですよね!

 いろいろ想像しながら、実りの秋を楽しむ絵本です。彩り豊かな絵も、味わい深く魅力的です。(店主)


ぼとぼと おっこちた(こどものとも0.1.2. 2024年11月号)

大川久乃 ぶん

早川純子 え


福音館書店

2024年11月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2024年10月23日水曜日

【本の紹介】こざるのるすばん(こどものとも年中向き2024年11月号)



 あたたかい気持ちになれる絵本です。何といっても、お話の舞台は山の温泉ですから。

 元気なこざるがおばあさんと出会います。おばあさんは、ちょっと元気がありません。

 せっかくいいお風呂があるのに、お客さんがちっとも来ないのです。そこで、こざるはお風呂に入らせてもらうことにしました。お風呂の後にいただいたみかんが美味しかったこと!

 やがてお風呂は「こざるとみかんのおんせん」と評判を呼び、お客さんがたくさん来るようになりました。温泉だけでなく、こざるとおばあさんの優しい心が大勢の人の気持ちをあたたかくしているのだと思います。(店主)


こざるのるすばん(こどものとも年中向き2024年11月号)

くすはら順子 さく



福音館書店

2024年11月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2024年10月18日金曜日

【本の紹介】とんだ とんだ はっぱが とんだ(こどものとも年少版2024年11月号)



 文章は歌を口ずさむように心地よく流れていきます。躍動感にあふれた絵が読む人の心を惹きつけます。何度でもゆっくり楽しめる味わい深い絵本です。

 風に飛ばされる葉っぱが主役です。でも、本当の主役は、葉っぱを飛ばす風かもしれません。

 風の姿を見ることはできません。そこで風は、黄色や赤、茶色に色づいた葉っぱに目をつけます。鮮やかに色づいた葉っぱを空に舞いあげて、風は自らの存在を強く主張します。

 この絵本では、のねずみたちが秋の落ち葉と一緒に遊びます。のねずみに誘われるままに、私たちも秋の散策を楽しむことにいたしましょう。(店主)


とんだ とんだ はっぱが とんだ(こどものとも年少版2024年11月号)

澤口たまみ 文

降矢なな 絵


福音館書店

2024年11月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

【ご報告】「村上春樹の絵本を読む会 vol.15」を開催しました!



 くわのみ書房は10月11日(金)、「村上春樹の絵本を読む会 vol.15」を開催しました。3人のご参加をいただきました。

 取り上げた絵本は『魔法のホウキ』(C・V・オールズバーグ絵と文、村上春樹訳、河出書房新社)です。1993年6月の発行です。30年以上前に出た本。版元ではすでに品切になっています。

 魔女のホウキにまつわるお話です。くたびれたホウキとともに、一人の後家さんの野菜畑に墜落した魔女。古いホウキを残して魔女は去っていきます。置き去りにされたホウキは…。

 セピア色のモノクローム作品です。作者の独特な世界観で、お伽話のような楽しい物語が綴られます。(店主)

2024年10月9日水曜日

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.14

 



 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.14」を開催します。くわのみ書房のスタッフが「子どもに語る グリムの昔話」シリーズ(こぐま社)の中から選んだお話を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人も楽しめます。どなたもお気軽にご参加ください。


■日 時:2024年10月12日(土)午後5時~5時30分

■会 場:くわのみ書房

■対 象:子どもと大人

■参加費:無料

※事前のお申し込みは不要です。


〈お問い合わせ〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramでも受け付けます)


#くわのみ書房

2024年10月8日火曜日

【ご案内】村上春樹の絵本を読む会 vol.15




 くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.15」を10月11日(金)に開催します。作家・村上春樹さんによる翻訳絵本を楽しみましょう。

 今回取り上げる絵本は『魔法のホウキ』(河出書房新社)です。発行は1993年6月25日。この会ではすっかりお馴染みのクリス・ヴァン・オールズバーグの作品です。オールズバーグが描く不思議な世界を村上春樹訳で楽しみましょう。飲み物とお菓子付きの会です。お気軽にご参加ください。


■読む本:『魔法のホウキ』(クリス・ヴァン・オールズバーグ絵と文、村上春樹訳、河出書房新社)

■日 時:2024年10月11日(金)午後6時~7時

■会 場:くわのみ書房

■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き

■定 員:4人


〈お問い合わせ・お申し込み〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramでも受け付けます)


#くわのみ書房

2024年10月3日木曜日

【お知らせ】「おうえんカレンダー」、今年も販売します!




 くわのみ書房は「12人の絵本作家が描くおうえんカレンダー2025」を販売します。1部1100円(税込)です。

 2011年の東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故の影響から子どもたちを守ろうという趣旨で作られたカレンダーです。今回も12人の絵本作家が作品を提供して制作されました。

 12人の絵本作家は、降矢なな、あべ弘士、酒井駒子、吉田尚令、市居みか、山福朱実、はたこうしろう、田島征彦、長谷川義史、荒井良二、おーなり由子、谷口智則のみなさん。「カレンダー原画展2025」も全国7カ所で開催予定です。

 カレンダーの販売収益は、被曝から子どもたちを守るための活動をしている団体に寄付されます。詳しい情報は一般社団法人応援カレンダープロジェクトのウェブサイト(http://12ehoncalendar.com)をご参照ください。(店主)





【お知らせ】カフェメニューの価格を変更します

   カフェメニューの価格を4月1日から変更します。コーヒー豆やお菓子などの仕入れ価格の値上がりに伴い、当店の価格も値上げすることにしました。よろしくお願いいたします。(店主) #くわのみ書房