ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2021年11月3日水曜日

【本の紹介】おんぶに だっこに かたぐるま(こどものとも0.1.2. 2021ねん12月号)




 リズミカルなことばに合わせて、動物たちが生き生きと動きます。子どもも大人も心がウキウキしてくる絵本です。

 頼もしいクマが呼びかけます。「おんぶに だっこに かたぐるま だれか のるこは いないかな」

 さっそくウサギが登場しておんぶしてもらいます。次はリスがだっこ、サルはかたぐるまです。みんなうれしそう。クマの呼びかけに、もっとたくさんの動物たちが集まりました。そんなに大勢が乗っかって大丈夫?!

 作者の乾栄里子さんは「そうだった。子どもにとっては、大人も(木や、ソファーのように)登るもの、ぶら下がるもの、しがみつくものだった」と書いています(付録「作者のことば」)。そんな子どもの気持ちがそっくりそのまま絵本になりました。(店主)


おんぶに だっこに かたぐるま(こどものとも0.1.2. 2021年12月号)

乾栄里子 文

西村敏雄 絵


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

0 件のコメント:

【本の紹介】クジラがしんだら

 ドキッとするタイトルです。いったいどんな絵本なのでしょう。  舞台は深くて暗い海の中。アンコウが光を灯し、おびき寄せた小魚を飲み込みました。物語はさらに深い海の底で始まります。  命を終えたマッコウクジラが暗闇の海底に落ちてきました。クジラの肉のにおいにつられてさまざまな生き物...